受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

公文国際学園中等部

2020年10月13日(火)

自主性と多様性を重視した教育環境の下、「自ら考え、判断し、行動する」生徒を育成

 公文式教育の創始者である公文公(とおる)によって1993年に創立された公文国際学園は「学校」「公文式」「寮」を教育の三本柱に据え、高度な学力と自学自習力を持った生徒を育てようとしています。

 説明会の冒頭であいさつに立った校長の梶原晃先生は、「個人の可能性を発見し、その能力を伸ばす」という同校の教育理念に触れながら、「本校の特徴は、徹底的に生徒の自主性を重んじていることです」と述べ、二つのスローガンを紹介しました。一つ目は「自ら考え、判断し、行動する」です。梶原先生は「本校は自由な学校ですが、自分自身の責任が伴う『自由』であるべきだと考えています。さまざまな場面で失敗しても、それを乗り越えて何度も挑戦し続けることで自分自身の力を高め、卒業してほしい、と願っています」と語ります。二つ目は「『異質の他者』を認める」です。同校では、異なる文化・個性を持つ他者を理解したうえで、自分の意見を述べる力を培うために、「相手に伝わる表現方法」や「相手を理解しようとする聴き方」を意識させる教育を行っているそうです。

 この二つのスローガンを実現するため、同校では教育において「多様性」と「主体性」を重視しています。梶原先生は「かみ砕くと、『まぜて(さまざまな違いを持った人を一緒にする)、任せて(失敗してもいいからやらせてみる)、考えさせる(論理的に考える力を身につける)』という指導を、さまざまな場面で行っています」と前置きし、その具体例として中3で実施する3泊4日の「日本文化体験」を紹介しました。この「日本文化体験」では、生徒たちは中2から準備を開始し、プレゼンテーションやコンテストを行って行き先を決定します。現地の大人たちとも交渉・対話しながら、日本文化研究のフィールドワークを行い、自国の文化を学ぶのです。

 共学校であることも、同校の大切な要素だと梶原先生は言います。「性的マイノリティを含めたすべての人間が共に学ぶことが大事だと思っています」と話す梶原先生。他律的な校則と制服がないことについては、「他者が決めたことを『守れ』というのは、本校が最も嫌うものです」と強調しました。

 探究学習にも力を注いでいます。たとえば、高1で取り組む「プロジェクトスタディーズ」は、生徒自身が興味・関心を持ったテーマを起点とし、それに沿って研究を進めるゼミ形式の個人プロジェクトです。テーマによっては、早稲田大学と北里大学の教授や研究室から指導を受けることも可能です。

 また、同校の最大の特色でもある公文式学習は、生徒一人ひとりに最適なレベルからスタートします。2021年度からは、タブレットを使った数学の公文式学習も実施されます。また、体育祭や文化祭、模擬国連プログラムなどを通して、生徒の自立心や課題解決能力を養っているそうです。

 敷地内には男子寮と女子寮が併設されています。中1の希望者を対象とした「寮体験プログラム」では、前期または後期の4か月間、寮生活を体験します。さまざまな個性を持つ生徒同士が寝食を共にすることで、生活面での自律と自立が促され、協調性や他者を理解する姿勢なども育まれます。自学自習の習慣づけにも役立っているとのことです。

 2021年度は、1月14日午前に帰国生入試が、2月1日午前にA入試、3日午前にB入試が行われます。このうちA入試は、国語・算数、国語・数学、国語・英語、数学・英語の4種の2科試験で、国語・算数で受験する場合はこの2科の得点で選抜し、これ以外の2科で受験する場合は、それぞれの2科の得点と自己推薦書で選抜します。この自己推薦書には、「公文式教材修了の認定テスト(中学課程認定以上)」「英検®3級以上、または、同等のTOEIC・TOEFLスコア」「数学検定3級以上」を添付するとのことです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 JR・湘南モノレール「大船」駅から直通バスで約8分の場所にある緑豊かなキャンパスには、生徒寮をはじめ、462席の食堂、室内温水プールなど充実した施設が完備されています

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