受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

穎明館中学校

2020年10月9日(金)

放課後学習支援システムを充実させ、さらなる飛躍をめざす

 新しいリーダーの育成をめざして、1985年に高校が、その2年後に中学が開校した穎明館中学高等学校。Experience(経験)、Morality(道徳)、Knowledge(知識)の三つ(E.M.K.)を教育の柱とし、6年間を見据えた長期プランに基づく中高一貫教育を実践する同校は、国公立大学をはじめとする難関大学に毎年多くの合格者を輩出している、多摩地区を代表する私立進学校です。

 この日、オンラインで開催された説明会であいさつに立った校長の橋本好広先生は、現在進行中の学校改革「EMK未来プロジェクト」について、「進学校としてさらなる発展をめざしており、確かな学力形成と豊かな人間形成を実現するため、知力・徳力・体力に加えて、『やり抜く力』『折れない心』『チーム力』といった非認知的な能力の育成にも力を注いでいます」と語りました。

 この「EMK未来プロジェクト」は、これまで次の3点を軸に展開されてきました。一つ目は「進学指導の進化」として、中3から設置されるアドバンストクラスです。中3の5クラスのうち1クラスをアドバンストクラス(AC)に、ほかの4クラスをスタンダードクラス(SC)に設定しますが、ACでは難関大学への進学を見据えたハイレベルな授業を実施し、SCでは生徒の学力に合わせてきめ細かく指導することで基礎の定着を図ります。

 二つ目は、「放課後学習支援の強化」として導入した放課後学習支援システム「EMK未来サポート」です。これは、卒業生チューターが常駐する放課後学習支援センター「EMK未来館」を無窮館(図書館)に設置し、自学自習を手厚く支援するもの。教員による補習や発展講習、卒業生チューターによる個別指導とは別に、さらに生徒の放課後学習をサポートするためのシステムです。オプションで完全個別指導や英検®の対策学習にも対応しているそうです。

 三つ目は、「グローバル教育の活性化」です。イギリスの名門パブリックスクールであるイートン校をモデルに創設された同校は、開校以来、自国理解の上に立った異文化理解をめざし、国際的視野の育成に力を注いでいます。たとえば、中1・2の英会話の授業は1クラスを2分割した少人数制で行い、外国人講師の指導を受けます。また、高1では全員が2週間のUSA・カナダ体験学習に出掛けます。また、2015年にはイートンカレッジサマースクール参加校に認定され、毎年、中3から高2までの希望者20名を派遣しています。また、2019年度からオンライン英会話レッスンを導入したほか、海外大学への進学・推薦制度の説明会も開催するなど、グローバルスキルの育成を意識した改革を進めています。

 「今年度は、新たなEMKプロジェクトの柱として、ICT教育とEMK探究の充実を図ります。ICT教育に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間の約3か月間で一気に進みました。EMK探究についても、穎明館の自慢である学校行事・宿泊体験学習を軸に進めていく予定です」と橋本先生。「穎明館の教育的な価値を、さらに高めていくために、生徒の学力形成、人間形成につながる学校改革、EMK未来プロジェクトをリードしていきます」と結びました。

 続いて、入試広報を担当する斉藤直道先生から、学校生活について説明がありました。通学はJR・京王高尾線「高尾」駅から路線バス、または京王相模原線「橋本」駅からスクールバスを利用します。同校の自慢の一つがおいしいスクールランチで、約7割の生徒が利用しています。クラブや委員会の活動も盛んで、90%以上の生徒がいずれかに参加し、勉強と両立させながら大学入試合格をめざします。2020年は、卒業生172名のうち30名が東京大学(2名)や京都大学(1名)をはじめとする国公立大に現役合格しました。早慶上理GMARCHには延べ152名が現役合格しています。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。2月1日午前の第1回は、4科目または国語・算数・英語の3科目の「グローバル入試」のいずれかを選択します。2日午前の第2回は4科目、2日午後の第3回は国語・算数の2科目、4日午前の第4回は4科目です。一般入試の出題傾向と範囲に変更はないとのことです。

イメージ写真 八王子市南部にある約4万坪の広大な校地には、天文台付き図書館「無窮館」、自習専用施設「EMK未来館」、室内温水プール、人工芝グラウンドなど充実した施設がそろっています

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