受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

青山学院横浜英和中学校

2020年10月14日(水)

キリスト教に基づく人格教育で、「確かな学力」と「豊かな人格」を育む

 1880年の創立以来、キリスト教に基づく人格教育を行ってきた横浜英和学院。2016年度に中学・高等学校が青山学院大学の系属校になり、校名を青山学院横浜英和中学高等学校に変更しました。2018年度には女子校から共学校になりましたが、それから3年目を迎え、「自立と相互理解」をめざした教育を実践しています。

 この日の説明会では、最初に校長の小久保光世先生があいさつに立ちました。「中学のすべての学年に男子が在籍するようになり、本校の共学教育の体制が整ってきました」と話す小久保先生。特色の一つである給食については、『おいしい給食で生徒の健康を守る』という伝統の下、現在も新型コロナウイルス感染症の対策を講じたうえで、完全給食を実施しているそうです。

 続けて小久保先生は、未来社会で求められるものとして「デジタル活用力」「専門性」「文理融合の視点」「柔軟性」の四つを挙げ、「このコロナ禍で、学校教育に本当に必要なことは『確かな学力』と『豊かな人格』だと実感しています。教育は未来への架け橋です。本校はキリスト教に基づく人格教育の下、未来社会で求められる力を養う教育を行ってまいります」と強調しました。

 次に、教頭の細田孝充先生が教育内容について説明しました。同校には、「心を清め 人に仕えよ」という校訓に基づく三つの教育目標「神を畏れる」「自立する」「隣人と共に生きる」があります。まず、「神を畏れる」は、キリスト教教育として実践されています。同校の一日は毎朝の礼拝で始まり、聖書の授業が週に1コマあります。また、学校を離れて日帰りまたは2泊3日で行われる修養会では、グループディスカッションをしたり、福祉施設でボランティア活動に取り組んだりします。これらの活動を通して、神から与えられた賜物(たまもの)を生かし、使命に生きる人格を育てます。

 「自立する」では、主体的な学びのなかで、生きる力を身につけるキャリア教育を行います。さまざまな職業や大学について調べることで、多様な生き方を考える一方、青山学院大学と連携して学部説明会や学問入門講座を開き、将来の進路選択に役立てます。なお、青山学院大学への進学を希望する生徒は、同大学が定める条件を満たせば推薦で進学できます。細田先生は「青山学院大学の系属校となってから中学に入学した生徒は現在高2で、間もなく進学実績が出ることになります。本校では、7割以上の生徒が青山学院大学への進学条件を満たせるよう指導するとともに、他大学の推薦入試や一般受験にも対応できる力をつけさせています」と述べました。

 また、「隣人と共に生きる」では、グローバルな視点で考え、行動する力を身につけるためのグローバル教育を行います。同校では、20年以上前からアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国に姉妹校や提携校を持ち、親密な交流を行ってきました。オーストラリア海外研修(高1)や、日本に留学している学生と触れ合うグローバルデー(中2)を必修としているほか、短期留学や各種研修プログラムも用意しています。今年は多くのプログラムが中止となりましたが、8月には同校とアメリカ・シアトルとをオンラインで結んで「シアトルサマー特別オンラインプログラム」を実施。参加者にはベルビュー大学から修了証書が授与されたそうです。

 2021年度入試はこれまでどおり、2月1日の午前(A日程)、2日午後(B日程)、3日午後(C日程)の3回ですが、募集人員が変更となります。A日程がこれまでの70名から60名(帰国生枠10名程度を含む)に、B日程が50名から30名に、C日程が40名から30名に変わり、合計40名の減員です。これは、教育と給食の質を確保するため、また登下校時の安全性を考慮したためとのこと。また、B・C日程の合格発表はこれまで即日でしたが、2021年度は翌日の午前7時からホームページ上で掲示するそうです。さらに、新型コロナウイルス感染症対策として休憩時間が20分間となること、B・C日程の開門時刻を14時とするため、校内では昼食がとれないことなどが発表されました。

イメージ写真 横浜で最古のステンドグラス(1908年制作)が設置された、趣のある礼拝堂。2021年12月には、クラブ活動や生徒会活動の中心となる部室棟「スチューデントセンター・オリーブ」も完成予定です

www.yokohama-eiwa.ac.jp/chukou/ 別ウィンドウが開きます。

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