受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

田園調布学園中等部

2020年10月14日(水)

「捨我精進」の実践を通し、健全な人格と真の学力、豊かな教養を備えた女子を育成

 1926年に創立された調布女学校を前身とする田園調布学園は、「自分本位の我(が)を捨て、目標に向かって努力を続けること、他人(ひと)よかれと行動すること」を意味する「捨我精進」を建学の精神に掲げる女子進学校です。「自己を深くみつめてより高い目標を定め、学び続けることができる人」「自己の役割を自覚し、他者と協同しながら、その責任を果たそうと主体的に行動できる人」「広い視野を持ち、よりよい社会の実現に向けて常に探求し実践できる人」をディプロマ・ポリシーに定め、社会で輝く女性の育成をめざしています。

 この日、同校の講堂で開催された説明会には、この春校長に就任した清水豊先生が登壇。25年間、神奈川県の私立男子校で教鞭を執った経験を持つ清水先生(2016年4月に田園調布学園に教頭として着任)は、「女子校には、“女性である”ということの前に、一人の人間としていかに生きるかを学べる環境が整っています」と強調します。そして、建学の精神「捨我精進」に基づき、6年間のあらゆる教育活動に明確な目標・目的を定め、身につけてほしい10の力を「学校ルーブリック」として生徒たちと共有しているとのこと。最後に、「本校は女子校として、女子の成長を女子だけに特化した教育のなかで真剣に考えています。『失敗しながら成長していく力』を大切にしている学校です」と結びました。

 続いて、入試広報室長の細野智之先生より、学校生活について説明がありました。同校では、「捨我精進」の下、体験を重視した教育を実践しています。クラブ活動も、仲間と共に同じ目標をめざす大切な時間ととらえています。「0(ゼロ)からスタート 使える英語に」をスローガンに掲げる英語教育では、4名のネイティブ教員と共にペアワークやアクティビティーも取り入れて、4技能をバランス良く伸ばしています。入学当初から英検®2級程度の英語力のある生徒については、ネイティブ教員による取り出し授業を実施します。希望者対象のプログラムとしては、中3ではオーストラリアもしくはカナダでの2週間のホームステイを、高1・2ではニュージーランド・ターム留学を実施します。このほか、中2での「イングリッシュ・チャレンジ」、高1・2での「エンパワーメントプログラム」など、校内で英語を実際に使ってみる場も用意しています。

 また、情報機器を使ったICT教育を重視し、中2~高1では1人1台のノートパソコンを活用して資料作成やプレゼンテーションも行います。新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中も、生徒たちはノートパソコンを使い、オンライン授業や課題に取り組みました。6~7月には分散登校が行われ、クラスの半分は学校で、残り半分は自宅で、同じ授業をオンラインライブで受講するという体制をとりました。一斉登校は9月から開始したそうです。

 同校の大きな特色の一つに挙げられるのが、「豊かな教養」を養うことを目的に年間で15回ほど開講される「土曜プログラム」です。生徒の発達段階に応じて学年ごとにテーマを設けた「コアプログラム」は年7回ほどあり、語学・文化・科学など五つの分野の170以上の講座から各自の興味・関心に応じて選択する「マイプログラム」は年8回ほどです。高1のコアプログラム「探究」では、空中ディスプレイに表示するサイトの制作や統計学などにもチャレンジできます。

 進学実績についても報告がありました。2020年に現役で進学した卒業生の58%が国公立大学または早慶上理・GMARCHへの進学だったとのことです。新たに海外大学への指定校推薦入試制度も導入され、進学先の選択肢が広がりました。

 最後に、2021年度入試については大きな変更がないことが伝えられた後、2名のサピックスOGが登壇してインタビューが行われ、土曜プログラムの思い出について話してくれました。また、同校を選んで良かったことは、「友だちと会話が弾むこと」や「たくさん友だちができたこと」だと、笑顔を浮かべながら語りました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 第二校舎「創造探究棟」は、2018年に完成したばかり。被服室・調理室・美術室・音楽室・和作法室のほか、多目的に使える選択教室があり、生徒たちのさらなる学びを後押しします

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