受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大宮開成中学校

2020年10月16日(金)

豊かな人間力と学力を培い、MARCHへの進学実績が大きく飛躍する進学校

 校訓「愛・知・和」の下、「豊かな心」「思いやりの心」「豊かな表現力」を養う教育を実践している大宮開成中学校。2005年の中高一貫部の開設以来、国公立大学や難関私立大学、医学部医学科への合格実績を伸ばしています。

 この日の説明会であいさつに立った校長の山中克修先生は、「本校では、『人として豊かに整った器にこそ学力は宿る』という考えの下、何事にも主体的に取り組んで『自律と自立』を実現する指導を重視しています。学習指導はもちろん、豊かな人格を伸ばし育てる人間教育にも力を注ぎ、生徒一人ひとりを大切に育む教育を実践しています」と力強く語りました。

 続いて、教頭の松崎慶喜先生が実際の教育内容を紹介しました。最初に、同校の大学合格実績に触れた松崎先生は、「近年では、MARCHへの合格実績が大きく伸びており、全国でもトップクラスの実績を誇っています。これは、中高一貫部が6年間かけて地道に学力を伸ばす指導を継続させているからにほかなりません。日々の学校生活を通じて生徒の人間力をしっかりと高めるとともに、中学段階から揺るぎない学力を構築し、希望する大学・学部への合格に導いています」と述べました。

 カリキュラムは、2年ごとの3ステージ制となっています。第1ステージ(中1・2)と第2ステージ(中3・高1)は「Tクラス」「Sクラス」の2コース制で、進級時にコースの移動も可能です。中3から一部の教科で高校の学習範囲に入るため、高校からの入学生とは原則として別クラスで学びます。また、学習指導においては「授業→予復習→小テスト」のサイクルで基礎力を強化し、無料の春期・夏期講習で着実に学力を充実させます。

 英語指導については、中学段階では英語4技能のうち「読む・書く」を重点的に学びます。オンライン英会話やスピーチコンテストで実践的な語学力を養う一方、こまめに単語テストも実施。その成果として、中3の段階で約7割の生徒が英検®準2級を取得しているそうです。「学校内で学習指導を完結させるサポート体制をめざして、まじめに勉強に取り組む姿勢が『文化』として校内に受け継がれています」と話す松崎先生。教室の廊下に面した壁側には大きなホワイトボードがあり、そこが教員と生徒、あるいは生徒同士の教え合い・学び合いの場になっています。

 また、頻繁に二者面談を行い、生徒の目標をしっかりと把握して、一人ひとりに寄り添うていねいな進路指導を心がけています。また、生徒・教員・保護者が一体となって学力向上をめざす取り組みの一つとして、「自己管理ノート」の提出も徹底。松崎先生は「自己管理ノートを活用することで、効果的に時間を使うスキルが身につきます。また、学習上の不明点を解決する大切なツールにもなっています」と話しました。

 そして、「これからの時代においては、複数の条件を組み合わせ、最適な『納得解』を導き出すスキルが必要とされます」と話す松崎先生は、同校が取り組む「能動的な学び」について紹介しました。特に重視しているのが「体験活動」です。同校では、毎週2時間、年間で約30種類の実験を行うほか、長期休暇中には博物館や美術館を見学したり、ボランティア体験をしたりします。こうした豊かな経験から「最適解」を引き出す力を育むのです。そのうえで「プレゼンテーション教育」にも力を入れています。これは、学年ごとに与えられたテーマに沿って、5~6人のグループで研究をして、年度末にその成果を全校生徒の前で発表するというもの。仲間と協働して物事を追究する力を伸ばすと同時に、能動的な学びの姿勢を養い、大学受験のその先を見据えた「ゆるぎない学力」へと結びつけていくのがねらいです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 プレゼンテーション教育(中1~高1)では、SDGsをテーマに「誰一人取り残さない」ための納得解をみずから考え、かつ行動に結びつけます

www.omiyakaisei.jp/jshs/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ