受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

国学院大学久我山中学校

2020年10月17日(土)

男女それぞれの特性を伸ばす「男女別学」で社会に貢献する人を育てる

 部活動が盛んで、ラグビー・野球・サッカーなどの強豪校であり、また進学校としても知られている国学院大学久我山中学高等学校。そんな同校の最大の特色は「男女別学」であること。男女それぞれの発達段階に即した指導を各教科で実践するため、男子生徒と女子生徒は異なる校舎で学んでいますが、委員会・学校行事・クラブ・国際プログラムなどでは男女が協力して活動しています。

 男子部英語科の阿久津拓生先生は、三つの実践目標「規律を守り誇りと勇気をもって 責任を果たそう」「たがいに感謝の心をいだき 明るいきずなを作ろう」「たゆまざる努力に自らを鍛え たくましく生きよう」に触れ、「学校生活のあらゆる場面で、これらを意識するよう指導しています。また、本校の卒業生が考えたキャッチフレーズ『きちんと青春』には、『基本的な生活習慣を身につけ、学習活動、学校生活、課外活動をしっかりと行おう』という思いが込められています」と語りました。

 「男女別学」については、男子と女子では授業への向き合い方、理解の深め方が違うため、男女それぞれの特性に適した指導を行う必要があると説明しました。男子部の特徴としては「武道」の授業があることが挙げられます。中1では柔道、中2では剣道の基礎・基本を学び、中3~高3ではそのいずれかを選択して稽古に励みます。「心身を鍛錬すると同時に、受験勉強に打ち勝つ体力と精神力を養い、礼儀作法や感謝の心などを体験的に学ぶことを目的としています。在学中に段位を取得する生徒もいます」とのことです。そのほか、日本の伝統文化に触れる「能楽教室」や、自分の意見を文章にして発表する「今、私の思うこと」などの独自のプログラムを展開しています。

 一方、女子部の特徴は、日本文化を通して豊かな教養を培う年間プログラム「女子特別講座」があることです。中1の「ことば」から始まり、中2で「華道」、中3で「茶道」、高1で「能学」、高2で「日本舞踊」、高3で「マナー」を学び、礼儀作法や所作を身につけます。また、2018年には女子の「一般クラス」が「CC(Cultural Communication)クラス」へと改称されました。ここでは、国学院大学が掲げるスローガン「もっと日本を。もっと世界へ」の下、“Global Studies”という独自の科目を設定し、留学生との交流などを通じて世界の多様な文化への理解を深め、視野を広げます。また、実践的な英語教育で4技能をバランス良く伸ばし、海外大学を含めて多様な進路を開拓していきます。

 男女ともに、将来の進路を意識したコース制を敷き、中学入試の時点で在籍するコースが決まります。男子部には「一般クラス」と「STクラス」、女子部には「CCクラス」と「STクラス」があります。このうち最難関国公立大学への現役合格をめざすSTクラスは、男女とも2クラスずつ設置されています。英語と数学の授業は進度が速く、発展的な内容を学びます。STクラスにはST入試の合格者のほか、一般入試や入学前学力診断テストでの成績優秀者も所属します。なお、入学後の成績によっては若干のクラス移動もあるとのことです。

 自学自習の習慣を養う取り組みとしては、日常的な添削指導、早朝・放課後の補習、長期休暇中の講習などがあり、きめ細かくフォローしています。また、高校では成績上位者を対象とした「校内合宿講習」(高1・2)や、「校外合宿講習」(高3)を夏休みに開講。最難関大学合格に向けたサポート体制が充実しています。

イメージ写真 広々としたキャンパスには、カフェテリアや図書館などを配した学習センター、人工芝のグラウンド、二つの体育館、各種実験室がそろう理科会館などがあります

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