受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

淑徳巣鴨中学校

2020年10月2日(金)

100年続く「感恩奉仕」の教えと、可能性を引き出す「気づきの教育」で自己実現を支援

 2019年に創立100周年を迎えた淑徳巣鴨中学高等学校は、「自分を取り巻くすべての存在に『ありがとう』と感謝をする心を持ち、その感謝の気持ちを形に表す行動をとること」を意味する「感恩奉仕(かんのんほうし)」を校訓に掲げ、社会に有為な人材の育成をめざしています。

 入試広報部長の石原克哉先生は「人工知能の台頭により、10~20年後の未来には現在ある職業の半分がなくなるという予測もあるほどです。そのように、わたしたちを取り巻く社会は目まぐるしく変わっていますが、心の部分は変わりません。本校では仏教を基盤とした情操教育と『気づきの教育』を通じて、深い知性や思いやりの心、国際社会のなかで他者と協働・共生できる能力を育んでいきます」と話します。

 「気づきの教育」とは、「教えてもらうだけではなく、自分で気づき、興味・関心を深めて、能力を伸ばしていく」ものです。その「気づき」のきっかけをつくるために、同校では多彩なプログラムを実施しています。たとえば、ネイチャーガイドの案内を受けて自然や命について学ぶ「フレッシュマンキャンプ」(中1)、自己を見つめ直して未来を見据える「自分史ワーク」(中1)、生徒全員に貸与されるiPadを活用して、自分たちが通う学校をテーマにした動画を作成する「ムービーワーク」(中2)などがあります。グループワーク・発表・プレゼンテーションも盛り込まれているので、協働力・表現力・発信力などが培われます。

 さらに、中3では「卒業論文」に取り組むほか、各界で活躍する社会人や、東京大学をはじめとする大学の先生方を講師に招いての「スポンサー講座」も開講されます。こうした多彩なプログラムをきっかけに、生徒一人ひとりが「気づき」を得て、自分にふさわしい進路決定ができるよう促していきます。「本校では学習記録や課題の配信・提出などのオンライン化を進めてきたので、新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の対応もスムーズに進めることができました。6学年合わせて1500本以上の動画授業を配信し、学びを止めずに4月・5月を乗り切りました」と石原先生は話します。

 学習指導については、5学期制を採用し、約2か月ごとに定期テストを実施しています。そして、振り返り学習を徹底し、定着度を確認することで、基礎力の底上げを図っています。また、日々の学習・生活や今後の目標を記録する「チャレンジノート」は、自学自習の習慣と主体的に学ぶ姿勢を身につけるツールとしてだけでなく、先生と生徒のコミュニケーションツールにも大いに役立っているそうです。さらに、基礎から発展的な内容までを少人数で行う希望制の補講「BSC(BRIGHT STUDY CLUB)」や、同校出身の大学生チューターが学習をサポートする「SSC(SATURDAY SUNDAY CLUB)」もあり、フォロー体制は万全です。

 同校では、生徒が効果的に学習を進められるよう、入学時から2コース制をとっており、中学入試の段階で、最難関国立大・最難関私立大をめざす「スーパー選抜コース」と、有名私立大をめざす「特進コース」とに分けて募集を行っています。これについては、「スーパー選抜コースの入学者全員に奨学金を給付しています。奨学金の種別は成績順に決まります。ぜひ、スカラシップ入試にチャレンジしてください」とのメッセージが送られました。

イメージ写真 部活動も盛んで、池江璃花子選手が所属していた水泳部はじめ、全国レベルで活躍するクラブも多くあります

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