受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

開智日本橋学園中学校

2020年10月14日(水)

国際バカロレアのプログラムを取り入れた探究型学習で、社会に貢献できるリーダーを育成

 2015年に日本橋女学館中学校から校名を変更し、共学校として生まれ変わった開智日本橋学園中学校。開智学園の他校と連携した教育を展開し、教育理念に「平和で豊かな国際社会の実現に貢献できるリーダーの育成」を掲げています。中高一貫第1期生が高1となった2018年4月からは、高校名も「開智日本橋学園高等学校」に変更されました。2021年3月には中高一貫第1期生がいよいよ卒業。その成果に期待が集まっています。

 校長の一円尚先生は冒頭のあいさつで、「本校では開校以来、『自分で考え、判断し、主体的に行動する』という合言葉の下、教員・生徒一丸となってそれを実践しようとしています。本校が掲げる教育理念『平和で豊かな国際社会の実現に貢献できる人』となった生徒たちが生きる社会では、いまよりもAIやロボットが台頭しているでしょう。指示待ち人間では、ロボットと同じです。不測の事態に対応できる、柔軟な思考力や判断力、課題解決力、協働力、そして新しい技術を創造・開発していく発想力や実行力というものが、次世代のリーダーには不可欠なのです」と述べました。

 一円先生はまた、「教員には常に、生徒に『命令しない』『教えない』ということを意識してもらっています」とも話します。具体的には、教員が疑問・課題を生徒に提示し、対話を通して進める参加型・双方向型の授業を実践しています。たとえば、「哲学対話」の授業では、生徒同士でディスカッションして、論理的思考力を養成します。また、中1から高2まで学年ごとに設定されている「探究テーマ・フィールドワーク」では、「疑問→仮説→検証→発表」を繰り返すことで、生徒の課題解決力・思考力・判断力・行動力を伸ばしていきます。

 続いて、広報部長の永峯弘一先生が、入学時からの4年間は三つのコースに分かれて過ごすことを説明しました。同校では、国際バカロレア(IB)の中等教育プログラム(MYP)認定校となったことに伴い、帰国生など英語力の高い生徒を対象とした「グローバルリーディングクラス(GLC)」と、日本語での授業でIB資格を取得できる「デュアルランゲージクラス(DLC)」の2クラスでIBプログラムを実施しています。DLCは日本語で学習をスタートしますが、段階的に英語で学ぶことをめざします。

 このほかに、開智学園が重視する探究型学習を数多く取り入れ、IBの国際的要素も加味した「リーディングクラス(LC)」があります。「二つのIBクラスとLCとは、カリキュラムや学習内容は同じですが、授業の進め方や評価方法が異なります。前者はアクティブ・ラーニングの要素の強いプレゼンテーション、ディスカッション、探究型授業を多く設定しています。評価についても、定期試験に加え、ふだんの取り組みや学び、課題の提出を重視する傾向があります」とのことです。

 一方、放課後や、夏休み・冬休みなどの長期休暇を利用して、基礎学力を高める取り組みにも力を入れています。特に夏期講習には「開智TED(英語のスピーチ)」や「理科実験」など60以上の多彩な講座を用意しており、生徒は自分の学びたいものを選択します。

 2021年度は、一般入試が計4回、適性検査入試が1回、特待生入試が1回実施されます。「算数は100点満点から120点満点に変更します。これからの時代に求められる論理的思考力は、本校での学びにおいても深い探究と新たな発見につながるからです」という理由からです。

イメージ写真 校舎の7階には体育館、8階には体育館を見下ろすラウンジがあり、屋上運動場も完備しています

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