受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

愛光中学校

2020年10月24日(土)

「世界的教養人」の育成をめざして、光と緑あふれる新校舎が2021年7月に完成

 聖ドミニコ修道会を設立母体として、愛媛県松山市に開校した愛光中学・高等学校。東大や医学部医学科などへの高い合格実績でも知られる同校はもともと男子校でしたが、2002年の創立50周年を機に共学化しました。女子については自宅や祖父母宅などからの通学に限られますが、男子については学校の敷地内に生徒寮が用意されており、全国から集まった生徒がそこで共同生活を送っています。

 オンラインで実施された説明会の冒頭で、広報担当の杉浦正洋先生は、初代校長の田中忠夫先生が起草した『われらの信条』の一節に触れ、「本校は、世界的教養人としての深い知性と高い徳性を兼ね備えた、よき社会のリーダーの育成をめざしています」と語りました。同校には現在、中高合わせて総勢1376名が在籍していますが、生徒の出身地は、全国36都道府県にわたり、寮生は全体の約3割を占めます。生徒寮のケアは手厚く、舎監・寮母のほかに、生活寮務係の教員も配置。担任による面談やチューターによる個別指導などを行い、生徒たちの生活面・学習面をサポートしています。現在は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、全員が個室で生活していますが、本来であれば、中1の1年間は8人部屋で過ごします。杉浦先生は「なかには、ホームシックにかかる生徒もいますが、舎監・寮母・教員との連携を密にし、その兆候があればすぐにフォローしています」と話しました。生徒寮では、学習時間もきちんと管理されており、入浴と夕食を終えた後に前半90分間、後半100分間の自習時間が設けられています。その時間内は、同校の卒業生でもある大学生のチューターがつき、学習に関する質問や相談などに応じています。

 学習面については、中高一貫のメリットを生かした先取り教育を実施し、英語・数学・国語の3教科は高2で高校内容をすべて終え、高3では本格的な受験対策を行います。理解が不十分と思われる生徒には週2回の補習により、学習の取りこぼしがないようフォローしています。また、ICT機器を用いたアクティブ・ラーニングにも力を入れており、中学生にはタブレット端末を、高校生にはノートパソコンを配布。理科の実験や、英語のオンラインスピーキングなどに活用し、学びの幅を広げています。

 中学入試については、2021年度は1月9日に、松山(本校)・東京・大阪・福岡の四つの会場で実施されます。なお、合格基準点は本校会場と東京・大阪・福岡会場とで異なり、本校会場の基準点はやや低く設定されているとのこと。杉浦先生は「確実に合格を手にしたい受験生は、本校会場での受験をお勧めします」と説明しました。試験は4科または3科(算・国・理)のいずれかを選択できます。配点は算・国が各120点、理・社が各80点で、3科については、国語・算数・理科の合計得点を4分の5(320分の400)倍したものを判定得点とし、4科受験者は、4科の合計点、または算数・国語・理科の3科の合計点を4分の5倍した点数のうち高いほうを判定に用います。杉浦先生は「リスクを分散させ、合格の可能性を高めるためにも、できるだけ4科で受験されたほうがよいでしょう」とアドバイスしました。

 2021年7月には、新校舎が完成します。輪が二つ連なる8の字型の建物が特徴的で、緑と光が調和する学習環境となるそうです。杉浦先生は、受験生に向けて「本校には、真面目で穏やかな生徒が多く、非常に親しみやすい学校です。ぜひ積極的にチャレンジしてください。そして、新校舎で一緒に学びましょう」と結びました。

イメージ写真 新校舎が2021年7月に完成。コンセプトは「生徒が親しみを感じ,豊かな学生生活を送れる学校」「自然の光と共存する建築」「原風景を復元した緑の学舎」です

www.aiko.ed.jp/index.php 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ