受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

暁星中学校

2020年10月24日(土)

他者のために生きる尊さを知る、真の社会的指導者の育成をめざす

 1888年にフランスとアメリカから来日した修道会「マリア会」の宣教師によって設立された暁星学園は、各界で活躍する人材を数多く輩出しているカトリックスクールです。「他者のために生きる」というキリスト教の愛の理念に基づく教育を通して、人々の幸福のために指導的役割を果たせるリーダーの育成をめざしています。

 この日オンラインで開催された説明会の冒頭で校長の飯田雅章先生は、「生きるとはどういうことか。何のために、どのように生きるのか。人間とは、世界とは、何か。こうした本質的な問いに対して、自分なりの答えを探すことが本校の学びです」と話し、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、人々が物理的にも精神的にもいや応なく分断している状況において、人々をつなぎ止めるのは他者への思いと想像力にほかなりません。その意味で、本校の教育目標は、まさに時代が要請するものだと自負しています」と語りました。

 続いて、英語科の高橋秀彰先生がカリキュラムの特徴を紹介しました。週1コマの宗教の授業では、聖書を通じて友人とのつき合い方や、他者に尽くす大切さを学びます。また、カトリック精神に基づいた人間教育の一環としてキャリア教育にも力を注ぎ、各方面で活躍するOBによるワークショップや「暁星版 ようこそ先輩」という授業などを実施しています。

 中学では、英語とフランス語の両方が必修で、第一外国語は週6コマ、第二外国語は週2コマ学習します。英語を第一外国語とした場合、中学では同一進度・同一テストによる緩やかなグレード別で授業を行います。高校では、難関国公立大学や医学部医学科の受験に対応できるよう、ネイティブ教員がエッセイを添削し、表現力を鍛えます。さらに、今年度からは英語学習アプリも導入したそうです。フランス語については、第二外国語ということになり、高校では必修ではなく選択制となります。一方、フランス語を第一外国語とすることもできます。高橋先生によると、高3までフランス語を第一外国語として学習した場合には、「フランス語検定2級相当の実力が身につく」とのことです。

 次に、進学指導部の吉永昌弘先生から、進学実績・進学指導について「本校では、生徒の意思を尊重して、あきらめない受験を推奨しています」とのお話がありました。年5回の定期試験と年3回の実力試験で学力を測定しながら、長年のデータに基づく進学資料をもとに合格可能性を予測し、担任の先生が面談を通じて、きめ細かい進路指導を行っているといいます。2020年3月卒業者の大学合格実績は、東京大6名、一橋大3名、東京工業大2名、国公立大医学部医学科6名(防衛医大を含む)、早稲田大37名、慶應義塾大32名、上智大19名、私立大医学部医学科59名となっています。吉永先生は「大学受験では妥協せず、望みを高く持ち、初志貫徹する生徒が多いです」と語りました。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。一般入試は2月2日午前(4科)と3日午後(2科)の2回。帰国生入試は12月5日(国語、算数、英語またはフランス語、日本語および選択した外国語での面接)です。「入試当日に熱がある場合は受験できません。予備日も設けていないため、体調管理にはくれぐれも注意してください」とのことでした。

 説明会の最後は質疑応答です。医学部進学希望者へのフォローについては、「国境なき医師団の先生を招いて行う『宗教講話』や、人工皮膚で縫合の練習をする医療体験などを用意し、学ぶ意欲を高めています」と回答がありました。

イメージ写真 クラブ活動も盛んで、各大会で好成績を収めているサッカー部、全国大会で優勝経験がある競技かるた部などが有名です

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