受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

関東学院中学校

2020年10月29日(木)

「人と人とが接すること」をより大切にし、キリスト教に基づく価値観を育む

 1884年に創立された横浜バプテスト神学校を源流として、1919年に設立された関東学院中学校。キリスト教の精神に基づく校訓「人になれ 奉仕せよ」を継承するとともに、時代の変化を見据えた先進的な教育を実践し、共生社会に貢献できるサーバント・リーダーの育成をめざしています。

 説明会の冒頭であいさつに立った校長の冨山隆先生は、学院の土台となるキリスト教教育の説明から始めました。校訓「人になれ 奉仕せよ」は、「神様のみ旨(むね)にかなう人間になりなさい」「人にしてもらいたいことを、あなたも人にしなさい」という意味で、奉仕の精神の最大の姿を表しています。これについて冨山先生は「校訓を現代に言い換えて生徒に説明するときは、『自分自身の力を高めましょう。そしてその力をほかの人と一緒に使いましょう』と言っています。本校では、神様がいることを身近に感じながら、神様と一緒に学校生活を送ります。信仰を強要するものではありませんが、イエス・キリストの教えによって、物事の判断の“ものさし”を身につけてほしいと考えています」と話しました。

 続いて、入試広報委員会委員長の長坂教生先生が教育内容について説明しました。クラス編成は1学年6クラスで、男女比はおおむね2対1と、男子のほうが多くなっています。各学年の1組は「ベストクラス」と呼ばれ、前年度の成績上位者40名を集めた選抜クラスとなります。他クラスと進度は変わらないものの、発展的でより深い学びを行っています。高2以降は文系・理系に分かれ、それぞれにベストクラスを設けます。2018年度から2期制・週6日制・50分授業を採用したことにより、授業時間はそれまでと比べて約300時間増えました。授業では検定教科書を使用し、先取り教育は最大でも半年にとどめて、基礎学力を徹底的に身につけさせます。増えた授業時間で、演習や副教材による学習、ペアワークなどを行うことで、より深い学びへとつなげていきます。

 また、2022年度から「総合的な探究の時間」を集中授業として実施する予定となっており、現在はその準備段階として、SDGs(国連が2015年に定めた持続可能な開発目標)の課題を横浜各地で発見し、ロゲイニングマップを作成する『横浜学 横浜ロゲイニング』という授業を実施しています。さらに後期からは、同校の食堂を利用した「関東学院ラーニングセンター」が開設され、放課後の学習支援が行われるということです。

 英語教育では、急速に進むグローバル化と、4技能が重視されるようになる大学入試に対応できる授業を実践しています。通常の授業は、土台づくりとしてレスポンススピードを高めることを意識し、「速く・正確に・たくさん」練習して文法や語彙を自然に身につけます。週1回の英会話では、4技能を軸にしたトレーニングを行い、また、グループでプロジェクトに取り組むなどして、表現力を磨きます。さらに、少人数で週2回行われる「ベルリッツ・メソッド®」では、“完全に英語だけの環境”を通して、英語でのコミュニケーションにおける自信を得て、異文化に対する尊敬と寛容を身につけていきます。同校ではこの授業そのものを「プチ海外語学研修」と位置づけています。このほか、1対1のオンライン英会話の授業もあり、スピーキング・リスニング能力を伸ばすとともに、英検®️の2次試験対策なども行っています。

 部活動も盛んです。強豪として知られるマーチングバンド部、オーケストラ部、少林寺拳法部については、「ゼロからスタートして好きなことに打ち込み、全国大会をめざす生徒も大勢います」とのことです。長坂先生は「本校ではICTを活用しながらも、“人と人とが接すること”をより大切にした教育を重視しています。今後も、生徒の可能性が無限大に広がる学校をめざしていきます」と結びました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 幼稚園から大学までを擁する関東学院。横浜・三春台の広いキャンパスにある中学校新館には、電子顕微鏡、電子黒板などを備えた五つの理科実験室があります

www.kantogakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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