受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

茗溪学園中学校

2020年10月28日(水)

「一人の生徒にすべてを」をモットーに、高いレベルの学習・運動・芸術を経験させる

 茨城県つくば市にある茗溪学園中学校高等学校は、筑波研究学園都市の各機関で働く研究者の子弟に質の高い教育を受けさせることを目的として、筑波大学やその前身である東京教育大学、東京文理科大学、東京高等師範学校の同窓会に当たる「茗渓会」によって、1979年に創設されました。「人類ならびに国家に貢献しうる『世界的日本人』を育成すべく 知・徳・体の調和した人格の形成を図り 特に創造的思考力に富む人材をつくる」を建学の理念に掲げる同校は、「一人の生徒にすべてを」というモットーの下、学習・運動・芸術など多彩な分野で生徒全員の能力を伸ばせるような教育を行っています。

 この日のオンライン説明会では、初めに、入試部長の松崎秀彰先生が構内を歩きながらリアルタイムで施設を紹介しました。構内には中高それぞれの校舎をはじめ、二つの体育館、人工芝のラグビーグラウンド、テニスコート、学生寮、食堂など、充実した設備があります。今年4月には、美術や家庭科といった実技系の授業を行う「スコーラ棟」も完成しましたが、その館内には生徒たちの美術作品が数多く掲示されていました。

 次に、教育内容の説明に移ります。2016年に「国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)」の認定を受けた同校は、2017年度から高校に「IBDPコース」を開設。2020年3月に卒業した1期生13名全員が国際的に認められる「IB Diploma」(国際バカロレア資格)を取得し、進路も多様化しているとのことです。世界共通の教育プログラムであるIBDPは、多様な文化を理解し、より良い世界を築くことに貢献する若者の育成と、国際的に通用する大学入学資格を与えることを目的としています。同校では、「IBDPコース」でのディスカッションやプレゼンテーションを通じた“知識を構築する学び”によって、卒業生をカナダ、アメリカ、オーストラリアなど、世界各地の大学に送り出しています。

 2021年度からはクラス編成が変わり、中学の6クラスのうち2クラスが「アカデミアクラス(AC)」となります。このACでは、幅広い分野の教養に基づく「批判的(critical)・創造的(creative)・実践的(practical)な思考力」の育成をめざしたカリキュラムを実践します。これまでに身につけた知識に対して、「なぜそうなるのか?」「本当にそれは正しいのか?」と“学究すること”を通して、「知」を武器に次世代を生き抜く力を育成するものです。また、「毎日考え、毎日学ぶ」習慣を身につけるため、定期テストを廃止し、必要に応じて教科ごとに単元テストを実施します。少人数でのプロジェクトチームでの学びや、哲学的・探究的な授業も実施します。なお、従来の普通コースは4クラスとなり、「茗溪ジェネラルクラス(MG)」に移行します。

 行事が豊富なことも同校の特徴の一つです。中1は、団体生活を第一の目標にした2泊3日の里美キャンプに、中2は20㎞の道のりを協力しながら目的地まで歩く3泊4日の筑波山キャンプに参加します。また、男子はラグビー、女子は剣道を「校技」とし、体育の授業で週1回取り組むほか、「突寒ラグビー」や「剣道寒稽古」などの行事も行われます。松崎先生は「本校は、学習・運動・芸術を高いレベルで体験させる『一人の生徒にすべてを』をモットーとしています。さらに、自分の好きなことを通して自分の能力を認識させ、“自分の人生をデザインする力”を養っていきます」と結びました。

 2021年度入試は、「ACクラス」の新設に伴い、「AC入試」と「MG入試」に分けて実施し、面接はオンラインで行います。海外からの受験者は筆記試験も面接もオンラインで実施するとのことです。

イメージ写真 JR常磐線「ひたち野うしく」駅、つくばエクスプレス「研究学園」駅からキャンパスまで、スクールバスが運行中。4月には芸術棟の「スコーラ棟」も完成しました

www.meikei.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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