受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

江戸川学園取手中学校【医科ジュニアコース】

2020年11月4日(水)

医学部進学に特化した中高一貫教育で、国際社会に貢献する医師を育成

 1978年の高校創立以来、「心豊かなリーダーの育成」を教育理念に掲げ、「規律ある進学校」として心力・学力・体力の三位一体の教育を実践してきた江戸川学園取手中・高等学校。2016年度からは、中学校に「東大ジュニアコース」「医科ジュニアコース」「難関大ジュニアコース」の三つのコースを設置し、将来の目標実現に向けて早期から取り組む教育環境を整えました。

 この日、あいさつに立った校長の竹澤賢司先生は、今回のオンライン説明会の中心となる医科コースの概要を紹介しました。同校は1993年、高校に医科コースを開設して以来、医学部医学科に1565名もの合格者を輩出しており、卒業生は国内だけではなく世界各地で活躍しています。中高一貫の6か年カリキュラムによって医科教育を進化させようと、中学校にも設置した「医科ジュニアコース」について竹澤先生は、「医学部医学科への進学をめざす生徒に特化した教育を実践していることが大きな特徴です。生徒たちは、『医師』という同じ目標をめざす友人と切磋琢磨しながら、人間力と学力を伸ばしています」と強調しました。

 続いて、進路指導部長であり、医科コース高3の担任でもある熊代淳先生が登壇。2本柱である「イベント教育」と「医学部受験指導」について詳しく説明しました。最高水準の学問や文化に触れる「イベント教育」には、体験を重視した数多くのプログラムが用意されています。大学病院や医学部を視察する「見学ツアー」に参加したり、大学教授による講義を受講したりするほか、第一線の医療現場で活躍する医師を学校に招いて話を聞く「医療講話」も月1回開催しています。高校の「メディカルサイエンス」の授業では、再生医療の倫理面の課題など最新の医療問題のほか、科学実験・医療統計・科学英語などを学年の枠を超えて学び、医師としての素養を育んでいます。2019年には、アメリカの最先端の医療に接する「アメリカメディカルツアー」も実施しました。今年度は実施できなかったイベントもありますが、オンラインを利用した活動に取り組んでいるそうです。

 「医学部受験指導」にも力を入れています。「医学部入試は非常に特殊で、他に類を見ないほどの“情報戦”です。本校では、中1からの資料を基にして高1から進路面談を行い、豊富なデータに基づく進学指導や出願指導を実践しています」と熊代先生は話します。朝や放課後に集中して勉強できるスタディールームの設置、多彩な講座から自由に選択できる放課後の「アフタースクール」の開講など、主体的な学習をサポートする環境も整備しています。熊代先生は「『学校と自宅学習だけで医学部に入れますか』とよく聞かれますが、自信を持って『できます』とお答えします。本校の医科コースにはそれだけの内容があり、それだけの生徒が集まっていますが、一番の強みは志を共にする仲間の存在です。生徒の夢は『学校の目標』でもあります。生徒の夢をかなえたいという思いで日々教育に励んでいます」と熱く語りました。

 最後に、2021年度の中学入試について説明がありました。一般入試の日程は例年どおり、1月17日午前、1月25日午前、2月5日午前の計3回です。医科ジュニアコースの募集定員は70名で、合格基準は「正答率7割」。難関大コースへのスライド合格制度がありますが、もしそうなった場合は入学手続きまたは延納手続きをしたうえで、医科ジュニアコースに再チャレンジすることも可能です。2021年度からは、新たに1月17日に適性型入試を導入。筆記試験の後、集団面接を行います。また、新型コロナウイルス感染症の影響下で受験生の負担を軽減するため、4科目型の試験時間を短縮。国語と算数は各50分とし、理科と社会は問題を同時に配布したうえで、計60分間の試験時間の中で、自分のペースで解いていく形式になります。これに伴い、配点や出題のバランスに関しても変更があります。「詳細は学校ホームページでご確認ください」とのことでした。

イメージ写真 亀田総合病院見学ツアーでは、CSSトレーニングセンターで生徒たちが本物の注射器を使って、採血の体験をします

www.e-t.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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