受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

実践女子学園中学校

2020年10月9日(金)

社会の変動を見据え
改革を続ける女子進学校

 渋谷駅から徒歩10分と通学に便利な立地ながらも、閑静な文教地区にある実践女子学園。近代女子教育の先駆者である下田歌子によって、1899年に創設された女子教育の伝統校です。

 この日の説明会は、生徒会委員を務める中3生3人による学校紹介でスタートしました。3人は学校生活の一日を追いながら、「明るく活発な人が多く、笑いが絶えない学校です」「授業終了後は、質問をするために多くの生徒が教卓の周りに集まるので、先生方はなかなか職員室に戻れません」と、リアルな日常を紹介しました。

 また、「わたしたちががんばっていること」と題して、部活動や委員会活動の様子にも触れました。最後に、「コロナ禍で例年どおりにいかないことも多いですが、今できることを模索しながら、みんなに『良い年だった』と振り返ってもらえる一年にしたいです」と、しっかり述べる姿が印象的でした。

 同校が掲げる建学の精神は「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」です。校歌の一節「にほへやしまの外までも」には、世界に出て活躍する日本女性を育てるという使命感が込められています。校長の石野郁也先生は「伝統を守りつつ、社会の変動を見据えて革新を続けてきた本校が、いま最も注力しているのがESD(持続可能な開発のための教育)です。社会的情勢や地球環境が危ぶまれるなかで求められるのは、直面する問題を多方向からとらえ、解決する能力だからです」と力強く語りました。

グローバル教育を重視し
国際社会で必要な実践力を培う

 体験から得た知識を〝実践力〟として役立てるために、同校では「探究教育」「グローバル教育」「感性表現教育」の三つを教育の柱に据えています。そのなかでも最も重視しているのがグローバル教育です。英語の授業はレベル別に少人数制で行い、週6~8コマのうち2〜4コマはネイティブ教員が担当します。中1からオールイングリッシュの授業があり、グループワーク、ペアワーク、プレゼンテーションなどを通じて4技能を伸ばします。

 習得した英語を磨く場として、中3から参加できる海外研修があるほか、高校では海外提携校との交換留学も充実。また、模擬国連の取り組みにも力を注いでおり、毎年、大会で成果を上げているとのことです。また、日本人としてのアイデンティティーを育むため、中1は「礼法」と、茶道・華道・筝曲・仕舞・和装着付から選択する「日本文化実習」が必修となります。

 カリキュラムについては、中高6年間を2年ごとに「基礎期」「充実期」「発展期」に分け、成長段階に応じた構成にしています。「基礎期」では自立した学習習慣を身につけることを重視し、小テストや課題に頻繁に取り組みます。「充実期」には少人数制授業や講座・ゼミを展開し、一人ひとりの可能性を引き出します。そして、「発展期」ではコース制カリキュラムを敷き、放課後や夏期・冬期には講座を実施するなどして、万全の受験対策を整えています。

 最後に、2020年春に卒業したOGへのインタビュー動画が上映されました。「実践女子学園で6年間学んだことで成長できた」「他者のために何かをしたいと思えるようになった」といったことばから、「どう育てるのか」ではなく「どう育つのか」を参加者に印象づけた説明会となりました。

イメージ写真 国内大学との併願が可能なUPAA(海外協定大学併願推薦制度)や、カナダ・ブリティシュコロンビア州のフレーザーバレー大学への優先入学協定など、世界に向けた進路サポートも充実しています

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