受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

神戸女学院中学部

2020年8月29日(土)

自由と自治を大切に
美しい環境で人格を形成

 アメリカから派遣された2人の女性宣教師によって、1875(明治8)年に設立された神戸女学院は、関西で最も長い歴史を持つミッションスクールです。教養豊かで自立した女性を育てることを教育理念としています。この日の説明会では、中学部・高等学部部長の森谷典史先生が同校の魅力について話しました。

 森谷先生が最初に挙げたのは、その恵まれた環境です。自然豊かな西宮市岡田山に立地し、日本で数多くの西洋建築を手がけた建築家W・M・ヴォーリズ設計の校舎群は国の重要文化財にも指定されています。森谷先生は、キャンパスを上空から撮影した動画を示しながら、「ヴォーリズは、真に豊かな建築や学習環境が、優れた人格を形成すると考えました。生徒たちはこの美しい環境で落ち着いて学習に取り組んでいます」と説明します。

 続いて、同校が重視する「自由と自治の精神」について紹介。学校では、自由とは自分が果たすべき責任を引き受けるためにあるものと教えており、生徒はさまざまなことに挑戦するなかで、やりたいことを見つけていくそうです。誰かが何かに一生懸命に取り組む姿を賞賛する校風も、長く受け継がれています。

 その貴重な場となっているのが毎朝の礼拝です。讃美歌を歌い、聖書を拝読し、奨励者のお話を聞きます。奨励者は、牧師、教職員のほか在校生や卒業生など、6年間で1000人以上の話を聞きます。「礼拝を通じて生徒たちは、自分はいかにして生きるかを考えます。こうした体験を重ねることで、一人ひとりがミッションを見つけていくのも本校の魅力です」と話しました。

英語教育法に自信
理系への進学率が6割に上る

 学習面では、とりわけ英語教育に特徴があります。中学部の授業はオールイングリッシュで進められます。「クルー・メソッド」という独自の教育法で、赤ちゃんが母語をマスターするように英語を学んでいきます。英語力を生かして校外の弁論大会や暗唱大会などに出場する生徒も多く、高校生になるとネイティブ教員と英語で議論できるほどの力が身につきます。そのほかの教科も進度は早めで、大学入試に向けた高い学力を養うカリキュラムを確立しています。

 また、同校では卒業生の進路を公表していませんが、例年6割程度が理系に進学し、その約半数が医学部医学科に進学します。「本校の理系進学率が高いのは、男子の存在を意識しない女子校であることが大きいと思います」と森谷先生は続けます。

 女子校ならではの強みは、リーダーシップを育てる面でも発揮されます。「リーダーも、リーダーを支えるのも女子。それぞれの役割を果たすなかで、生徒たちは成長していきます」とのことです。体育祭や文化祭といった学校行事も生徒主体で実施。みずから考え行動し、永久標語「愛神愛隣」の下、社会や隣人に対しても奉仕できる人を育てる教育は、学校生活の隅々にまで浸透しています。

 最後に、森谷先生は生徒へのアンケート結果を紹介。「神戸女学院に入学して良かったか」という質問に対し、「良かった」と回答した割合が95%を占めたと話し、説明会を終了しました。

イメージ写真

www.kobejogakuin-h.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ