受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

北鎌倉女子学園中学校

2020年11月10日(火)

学びの意欲を高める最高の環境で、のびやかな自立した女性を育成

 北鎌倉の小高い丘の上に建つ北鎌倉女子学園中学校高等学校。先進コース(2020年度より「普通コース」から名称変更)のほか、音楽を専門的に学ぶ音楽コースを設ける国内でも数少ない中高一貫校です。創立80周年を迎えた今年4月より、学園長に、開成中学校・高校の前校長の柳沢幸雄先生が就任。「のびやかな自立した女性を育む」という教育理念の下、世界で活躍できる女性の育成をめざしています。

 同校では、2017年から、「ジエシカ」というキーワードの下、四つの教育改革を進めています。「ジエシカ」の「ジ」は、自主性の尊重・受験に強い授業、「エ」は、英語教育の抜本的強化、「シ」は、施設・備品の一新、「カ」は、鎌倉に密着した体験学習を表しています。この日、オンラインで開催された説明会の冒頭、入試広報部長の川島彩先生は、「校内のリニューアルもほぼ完了しました。新しい時代に向けて、さらに改革を続けていきます」と述べ、その教育内容について説明しました。

 ICT教育に力を入れている同校は、2019年、Appleのテクノロジーを活用した革新的な教育機関として「Apple Distinguished School(ADS)」に認定されました。生徒全員にiPadを貸与して授業を行い、一人ひとりに合わせた学習を実現することで、主体的に学ぶ意欲を高めます。新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中も、4月からZoomを用いた双方向型の授業、面談、オンライン英会話などを実施しました。川島先生は「学びを止めることなくスムーズに対応できたのも、最先端のICT環境が整っていたからこそといえるでしょう」と話します。

 グローバル社会で必要となる英語のスキルアップにも取り組み、昼休みや放課後には「English Room」を開設しています。そこでは、常勤の4名のネイティブ教員と楽しみながら英語に触れることができ、英検®の2次試験対策としても人気です。コロナ禍で今年は実施できませんでしたが、例年、円覚寺や鶴岡八幡宮で外国人観光客に英語で観光案内をする「English Guide」を行っており、海外から来訪する団体や学生との交流を通して実践的な英語のコミュニケーション能力を高めています。

 総合探究の授業では、「KGプロジェクト」に中1から取り組んでいます。これは、地元鎌倉の身近な問題から社会とつながり、自分たちにできることを考える独自の探究プログラムです。フィールドワークを含む多彩な探究活動を自分たちで組み立て、フェアトレードやごみ問題など、幅広いテーマの課題を解決する力を養います。

 また、「Communication, Collaboration, Critical Thinking, Creativity」の頭文字をとった「四つのC」を育成する新しい授業も行っています。特徴的なのは「先進英語」と「先進的な学びの時間」です。「先進英語」では教科書は使わず、洋楽やクイズ形式のアプリなどのオリジナル教材で英語力を身につけます。「先進的な学びの時間」では、今年開設した「プログラミングLABO」で最新のテクノロジーに触れ、プログラミング学習で思考力も鍛えます。川島先生は、「本校では、生徒がみずから発信し、チャレンジしやすい環境を整えています。6年間のさまざまな活動を通じて、好きなものや得意なことを探し、将来の夢につなげていける学校です」と結びました。

 2021年度の先進コースの入試は、2月1日の午前・午後、2日の午前・午後、5日の午後、7日の午前・午後に設定され、「2科」「4科総合」「算数1科」「日本語4技能」「かんたん英語プレゼン」「エッセイ」などさまざまなスタイルがあります。このうち「エッセイ入試」では、あらかじめ数問のテーマが提示され、当日30分間で書いたエッセイに対して学園長による質疑応答があるとのことです。「新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては変更の可能性があるため、学校ホームページで最新の情報をご確認ください」とのことでした。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 全館にWi-Fiを導入し、最先端の学びを支える施設を整備。「先進的な学びの時間」ではiPadを使ったドローンの操縦や、3Dプリンターでの「ものづくり」などを体験します

www.kitakama.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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