受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

文化学園大学杉並中学校

2020年11月10日(火)

日本とカナダの両方の高校卒業資格が取得可能な「ダブルディプロマコース」で多彩な進路を実現

 文化学園大学杉並中学・高等学校は、2014年よりカナダのブリティッシュコロンビア州(B.C.州)の海外校として国内で初めて認定され、「Bunka Suginami Canadian International School(BSCIS)」という校名が加わりました。高校に設置された「ダブルディプロマコース」の生徒は、文化学園大学杉並高校とBSCISの両校に在籍し、日本のカリキュラムと同時進行でB.C.州教員による授業を受けることになります。卒業時には、日本とカナダの両方の高校卒業資格(ディプロマ)が同時に取得できるため、海外大学にも出願できます。また、日本国内の大学受験でも優遇され、早稲田大学や国際基督教大学には国内生としてだけではなく、国外生としても出願できます。

 説明会の冒頭、校長の松谷茂先生が新型コロナウイルス感染症の影響下における同校の取り組みについて紹介しました。同校では4月15日からオンライン授業をスタートさせ、6月下旬から少しずつ対面での授業を再開したそうです。松谷先生は「変化が著しい今だからこそ、将来、生徒たちが社会でさまざまな困難に直面したとき、それらを乗り越えるのに不可欠な対応力を育てたいと考えています」と述べ、「自ら考え、行動できる力を育てるための教育」「ICT教育」「英語教育」に特に力を注いでいることを強調しました。

 続いて、入試広報部長の西田真志先生が、学校概要について説明しました。中学では英語の授業時間が多く設定され、中1は週9コマ、中2・3は週10コマあります。また、中1では習熟度に応じてクラスを分けて、小学校のみで英語を学んできた生徒は「英語スタータークラス」で、英検®2級以上を取得した生徒は「アドバンストクラス」で学習します。いずれもネイティブ教員主導型の授業が多いのが特徴で、ペアワークやグループワークによって会話力を高めていきます。「アドバンストクラス」の英語の授業はB.C.州の教員が主導します。

 中2からは「ダブルディプロマ準備コース」と「中高一貫コース」に分かれます。このうち「ダブルディプロマ準備コース」では、中2・3年次にB.C.州の教員による授業を受け、さまざまな教科を英語で学ぶために必要な「ツールとしての英語力」を身につけます。松谷先生は「ダブルディプロマ準備コースに所属する生徒の多くは、英語を学ぶ意欲が高く、2020年は中3生6名が英検®準1級を取得しました。そのうち1名は海外経験のない、日本国内のみで教育を受けてきた生徒です」と述べました。高校では、文化学園大学や中堅大学を希望する生徒向けの「進学コース」、国公立・難関私大をめざす「特進コース」、海外大学や難関私大を目標とする「ダブルディプロマコース」の3コースに分かれます。

 また、2021年度からは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)を統合的に学習するSTEAM教育を導入します。中学生と高校生が協力してプログラミングに取り組み、国際ロボットコンテストへの出場もめざすそうです。松谷先生は同校の建学の精神「感動の教育」に触れ、「生徒一人ひとりに勉強・行事・部活動などの学校生活を通じて、自己肯定感を持たせたいと考えています」と結びました。

 新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の新中1生への対応としては、4月8日に全員にパソコンを配布し、4月15日からZoomを使ったオンライン授業を開始したそうです。同校が「オンライン授業で大切にしてきたこと」として、「学びを止めない」「一人にしない」の二つを挙げた西田先生は、「ホームルームや学年集会、生徒と教員とのさまざまなやり取りを通じて、密なコミュニケーションを心がけました」と語りました。

 最後に、2021年度の入試について説明がありました。一般入試は、2月1日午前、1日午後、2日午前、2日午後、3日午後、4日午前にそれぞれ行われます。多様な入試スタイルを用意していることが特徴で、2科(国語・算数)、4科(国語・算数・理科・社会)、適性検査型(適性検査Ⅰ・Ⅱまたは適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)のほか、算数特別(算数計算・記述)、英語特別(リスニング、リーディング・ライティング、スピーキング、日本語面接)があることも伝えられました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 生徒全員がタブレット端末を所有する同校。休校期間中はオンライン授業で使用したほか、保健体育の発表などにも日常的に活用しています

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