受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

文教大学付属中学校

2020年11月11日(水)

「慈愛の心」「輝く知性」「世界に飛翔する力」を兼ね備えた生徒を育成

 「人間愛」を教育理念に掲げる文教大学付属中学校・高等学校。「慈愛の心」「輝く知性」「世界に飛翔する力」を教育目標に、豊かな心を持った生徒の育成をめざしています。同校は教員を数多く輩出していることで知られる文教大学の付属校ですが、生徒の多くは他大学に進学しています。

 この日、説明会であいさつに立った校長の戸田弘美先生は、「本校の教育の根幹には『人間愛』という一本の芯が通っています。相手の立場に立ち、思いやりや感謝の気持ちを持つことの大切さを常に伝えているため、穏やかで優しい心を持った生徒が多いのが特徴です」と話しました。続いて、教育目標である「慈愛の心」「輝く知性」「世界に飛翔する力」の三つの力を培うための取り組みを紹介しました。

 そのなかでも「世界に飛翔する力」を伸ばすプログラムとして、希望者対象のプログラムが充実していることをアピールした戸田先生は、「オーストラリア短期語学研修(中3~高1)、オーストラリア中・長期語学研修(高1・2)、フィリピン・セブ島英語研修(中1~高2)は、2020年度は中止となりましたが、台湾の大学進学のための中国語講座(中1~高3)は例年どおりのスケジュールで進んでいます」と説明しました。また、毎週月曜の朝に行われるテレビ朝礼では、戸田先生が時事問題など幅広いテーマについて語り、生徒たちが自分自身を高め、視野を広げるサポートをしているそうです。

 新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の取り組みについても説明がありました。同校ではZoomと動画配信を使ったオンライン授業を行い、6月末に全校生徒が登校できるようになるまでの間、段階を踏んで適切に対応したそうです。現在は、登校時にサーモカメラで検温し、健康観察表をクラスで管理しています。教室の消毒は先生方がこまめに行い、蛇口に触れずに手を洗える自動水栓も設置されました。

 思考力・判断力・表現力を養うためにICTの活用にも力を入れている同校では、授業、家庭学習、保護者への連絡などにタブレット端末を活用しています。プログラミング教育としては、中学ではレゴ マインドストームを、高校では2020年度からHTMLとCSSを、それぞれ学んでいます。戸田先生は「新しい時代のなかで、必要なことはどんどんやっていこう、という雰囲気を校内に作っていきます」と結びました。

 次に、副校長の神戸航先生からは、2012年から推進している学校改革に関する説明がありました。基礎学力を身につけるための取り組みとして、「週37時間の授業時間」、学習塾と連携した放課後の自立学習支援システム「文教ステーション」、毎朝10分間の「アサガク」などを挙げた神戸先生は、「これからの社会では、生徒が主体的に学ぶ姿勢が求められます」と前置きし、主体的な学びをサポートするツールとして、生徒全員が保有するタブレット端末をはじめとしたICTを活用していることを強調しました。生徒たちからは「自学自習をしようという意欲が高まった」「表現力が鍛えられた」などの意見が寄せられているそうです。

 最後に、2021年度の入試について説明がありました。日程と募集人員には変更はありませんが、新型コロナウイルス感染予防対策として、会場となる各教室に設置する座席の数を制限し、受験生同士が密にならないよう配慮するそうです。また、受験生は正門に設置されたサーモカメラで検温してから入場すること、付き添いの保護者は1名のみに限定することも発表されました。

イメージ写真 「PORT」(港)というコンセプトでデザインされた校舎は、2016年に完成しました。全教室に電子黒板があり、人工芝のグラウンドや温水プールなどの体育施設も充実しています

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