受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

明治大学付属中野八王子中学校

2020年11月2日(月)

「質実剛毅」「協同自治」の精神でどんな時代・社会にも対応できる能力を育む

 東京都中野区にある明治大学付属中野中学・高等学校の兄弟校として、1984年に創立された明治大学付属中野八王子中学高等学校。開校当時は男女別学でしたが、1994年に明治大学の付属校3校のなかで初の共学校となりました。

 この日、オンラインで行われた説明会に登場した入試広報室長の白井利剛先生は、まず建学の精神「質実剛毅」「協同自治」を紹介しました。白井先生によると、「質実剛毅」は「飾り気がなく、真面目で意思が強く、物事にくじけないこと」を、「協同自治」は「互いに力を合わせて、自分たちで物事に向き合うこと」を意味します。そして、中学生には、わかりやすく「みんなで仲良く 正直に 真面目に 精一杯努力しよう」という合言葉で建学の精神を伝えているそうです。

 同校は明治大学の付属校ですが、「付属校であれ、進学校であれ、確かな学力をつけることは必要」という考えの下、「自律・自立学習者の育成」をめざしています。そして、まずは学習習慣をしっかりと構築し、基礎学力を固めることから学力の向上へとつなげています。そのために、特に重視しているのが規則正しい生活を送ることです。日々のスケジュールを提出させ、毎日同じ時間に起床し、勉強を始め、就寝するよう促します。そして、毎朝、小テストを実施して、勉強の習慣をつけていきます。

 付属高校への推薦基準としては、「英検®3級以上」の取得を求めています。白井先生は「特別な対策講習などを行っているわけではありませんが、生徒たちの意識はとても高く、中2でほぼ3級を取得し、中3で7~8割が準2級を取得するというような状況です」と述べました。

 気になる進路指導ですが、「進学と進路は違う」という考えの下、「大学進学後に何をしたいのか」「そのためには今、何をすべきなのか」をしっかり考えさせたうえで、大学進学につなげています。2020年3月の卒業生306名は、その91.5%に当たる280名が明治大学に進学しました。明治大学への内部推薦での進学率は、2014年は74.5%でしたが、年々伸びて、現在の数字となっているそうです。なお、他大学受験については、「国公立大学併願制度」があり、国公立大学であれば、明治大学への被推薦権を保持したまま受験することができます。

 2021年度の中学入試は、A方式(4科)が2月1日午前と3日午前に、B方式(4科総合型)が2月5日午後に、それぞれ実施されます。いずれも、出願・合格発表・入学手続きは、すべてウェブで行います。募集人数における男女比は1対1で、資格保有等による加点制度や、複数回出願による受験料の軽減はありません。

 選抜方法についても説明がありました。A方式は、4教科での合計点で合否が決まります。同校では基礎学力をしっかりと身につけることに重点を置いているため、入試においてもその方針が反映され、基礎学力の定着度を測る問題が出題されます。2021年度入試においても、各教科の出題方法・方式、配点、難易度に変更はないため、しっかり過去問に取り組んでほしいとのことでした。

 一方、5回目を迎えるB方式は、総合的な基礎力を持った受験生を選抜するためのものです。試験は公立中高一貫校の適性検査型の問題ではなく、算数と国語、あるいは社会と国語など、2教科以上の要素の入った問題を作成しています。白井先生は「途中点も付くので、できるところから解答用紙にきちんと書いてみるようにしてください」とアドバイスを送りました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 7万坪を超える広大なキャンパスには、400mトラック付きの人工芝グラウンドをはじめ、約1500席の講堂や二つのプールなど充実した施設が並びます

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