受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

西武学園文理中学校

2020年11月13日(金)

2021年度より「グローバル選抜クラス」と「グローバルクラス」の新クラス体制発進

 「誠実」「信頼」「奉仕」を校訓に掲げ、高い知性と人間力を備えた、国際社会に貢献できる人材の育成をめざす西武学園文理中学・高等学校。1981年に高校が、1993年に中学が開校しました。国際理解教育や英語教育に力を注ぎ、日本人としてのアイデンティティーとグローバルな視野を持つトップエリートを養成しようとしています。

 この日のオンライン説明会の冒頭、中学校校長の伊藤邦義先生は、2021年度からスタートする二つの大きな「改革」について触れました。一つ目は、2021年度入学生から「グローバル選抜クラス(難関国公立文理進学コース)」と「グローバルクラス(文理進学コース)」の2クラス編成に移行すること。それに伴い、従来の「特別選抜クラス」と「中高一貫進学クラス」を廃止します。また、これまでは中2進級時に選択可能な希望制のコースとして、英語の授業数が多い「グローバルコース」を設置し、ALT(外国人英語講師)による授業やオンライン英会話などを行っていましたが、これらはすべての生徒を対象として、中1から実施することになりました。なお、これまで全クラスで行ってきたタブレット端末を使った洋書の多読、レシテーション(暗唱)コンテスト、英語4技能を測定できるGTECの受検といった取り組みも継続していく予定です。

 二つ目の改革として挙げたのが、高校からのクラス編成の変更です。これまで同校では、中学からの内部進学生と高校からの入学生とはクラスを分けていましたが、2021年度からは混合クラスになります。この点について伊藤先生は、「グローバル社会に対応するには、多様な価値観を持つ多くの仲間と協働する必要があります。高校での新たな生徒との出会いがコミュニケーション力の向上につながるのではないかと考えました」と説明します。ただし、高1の英語と数学については、内部進学生の進度が速いため、取り出し授業を行った後、習熟度別授業に移行するスタイルになるとのことです。

 次に、具体的な教育内容について説明がありました。中学では、基礎学力の定着を図るために、自学自習の習慣を身につけていきます。朝のホームルーム前の週3日のテスト(英語・数学・国語)、英検®や漢検取得のための演習、定期考査前後の補習や確認テストなどで、手厚くフォローしています。また、中学生は午後7時まで、高校生は午後8時まで自習室として利用できる「学習サポートセンター」を設置し、担当教員による英検®対策や個別面談、学習計画づくりのサポートなども行われています。

 さらに、人間力を育成するための多彩なプログラムも用意されています。まず、中1では職業研究として、さまざまな業種の方にグループインタビューを行い、働くことの意義を考えます。中2では職業体験に、中3では企業や外部団体と協働して課題を解決する「地域協働探究学習」に取り組むことで、問題解決能力やプレゼンテーション力、コミュニケーションスキルなどを磨きます。このほか、20講座のなかから興味のあるものを一つ選択し、1年間かけて活動に励む総合的探究学習「CA(Creative Activity)」といったプログラムもあります。中1~3の生徒が学年の枠を超えて協力し合いながら、共に研究することで、自主性や協働力、創造性を育みます。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。大きな変更点は、英語1教科入試と帰国生入試が廃止となり、英語4技能入試が導入されることです。また、特待入試は4科に変更されました。入試日程は、第1回が1月10日の午前(4科)、特待が10日午後(4科)、第2回が2日午前(4科)、第3回が15日午前(4科)、適性検査型が17日午前、思考力入試と英語4技能入試が24日午前です。そのほかに、感染症罹患者を対象とする代替入試を2月7日午前に行うとのことです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 東京ドーム3個分の広さを誇る英国風のキャンパス。中学では、体育系・文化系合わせて23のクラブがあり、陸上競技部や硬式テニス部、ダンス部、ライフル射撃部などが好成績を納めています

www.bunri-s.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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