受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京学芸大学附属竹早中学校

2020年11月20日(金)

主体性を育てる連携教育を礎に、「誰もが“好き”に挑める学校」をめざす

 文京区小石川にある東京学芸大学附属竹早中学校は、1947年開設の東京第一師範学校女子部附属中学校と東京第二師範学校女子部附属中学校を前身としています。現校名に変更されたのは1960年。東京学芸大学の附属校として中等普通教育が行われる一方、教員養成の研究や理論を実証する場として、最新の研究に基づく先進的な学びが実践されています。

 この日のオンライン説明会では、最初に、副校長の森顕子先生が、校則が少なく、自由で大らかな同校の学校生活について紹介しました。その最大の特色は、教育目標の一つに「自ら求め、考え、表現し、実践できる生徒を育てる」とあるとおり、学校行事の多くを生徒たちが企画・運営していることです。森先生は「生徒たちは学級・学年・縦割り・全校と、さまざまな単位で多彩な行事を経験しながら親睦を深めていきます」と述べ、学年ごとの宿泊学習や、学年をクラスごと縦割りにした4色に分かれて競う「4色対抗運動会」が開催された後の11月に行われる「文化研究発表会」について説明しました。これは全校を挙げて盛り上がる一大イベントで、生徒一人ひとりが興味のあるテーマを掘り下げて自由研究・卒業研究を発表するほか、合唱コンクールや文化部の発表などが行われます。

 ふだんの授業は、1学年4クラス編成の普通教室のほか、各教科の学習内容に合わせて設計された教科教室や特別教室でも行われるなど、充実した学習環境が整っています。2020年11月現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大対策を講じながら授業が進められているそうです。

 続いて森先生は、2020年8月に始動した「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」について説明しました。これは、政府により「超スマート社会」として新たに提唱された「Society5.0」に向けて、未来の学校モデルの開発に挑戦する産官学連携のプロジェクトです。森先生は「生徒だけではなく、教員自身もそれぞれの“好き”に挑むことができる、そんな学校モデルの開発をめざしています。竹早地区の幼稚園・小学校・中学校・教育委員会・企業がワンチームとなって、子どもたちと共に未来を創っていくという、わくわく感を味わっています」と語りました。

 続いて、教務主任の浦山浩先生から入試に関する説明がありました。2021年度の入試からはインターネット出願が導入されます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、面接試験は行わないそうです。その代わりに、受験生が筆記試験開始前の15分間で記入した「自己PRカード」の内容を合わせて総合的に評価されます。なお、合格発表と合格者説明会は2月5日に男女別での実施となります。浦山先生は「筆記試験の配慮事項として、6年生で学習する内容の一部が出題範囲から除外されます。詳しくは募集要項をご確認ください。なお、休校措置期間以外の欠席日数が入試の合否に影響することは一切ありません」と説明しました。

 最後に、進学実績についても紹介がありました。東京学芸大学附属高校には、附属中学3校(竹早中・世田谷中・小金井中)合計で男女約200名の枠があり、竹早中からは例年卒業生の4割強が進学します。合否については、中学からの調査書と筆記試験の結果により、高校側が総合的に判断します。

 質疑応答では、保護者から「学業と部活動の両立」についての質問が寄せられました。それに対しては、「週3日の活動日に集中して部活動に取り組んでいるので、学業や習い事などとも両立することができています」とのことでした。

イメージ写真 東京メトロ「茗荷谷」駅から徒歩12分、「後楽園」駅と「春日」駅からは徒歩15分、都営バス停「春日二丁目」の目の前。伝統を継承しつつ、教育実践校として未来を創る学校です

www.u-gakugei.ac.jp/~takechu/ 別ウィンドウが開きます。

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