受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

捜真女学校中学部

2020年11月4日(水)

「ことばにフォーカスした教育」で次の時代に求められる力を育成する

 捜真女学校の歴史は、米国バプテスト派宣教師ネーサン·ブラウン氏の妻であるシャーロットが1886年、聖書印刷所の2階に女子のための塾を開設したことから始まりました。以来、「キリスト教に基づき、真理の探究をなしつつ、人間形成の教育をする」という建学の精神の下、聖書を土台とする「愛の心の教育」を実践しています。

 この日のオンライン説明会では、校長の中山謙一先生があいさつに立ち、新型コロナウイルス感染症の影響下における学校生活の変化と、海外研修や留学が実施できない状況について次のように語りました。「今は春を待つ『冬ごもり』のような状態ですが、“種”を蒔くこと、“栄養”を与えることは続けていきます。いずれ、もっと学ぶ機会を求めて飛び立っていく生徒たちのために、本校では『射程を持った教育』を心がけています。中高の6年間、親密で安らぐことのできる人間関係を築き、優しさとたくましさを持った女性に成長して羽ばたいていってほしいと願っています」

 具体的な教育内容に関しては、高等学部教頭の鳥居敬一先生から説明がありました。同校では6年間を2年間ずつ3段階に分ける「3ステージプログラム」による学習を進めています。中1・2では、オリジナル手帳を利用して学習習慣を定着させ、基礎学力の強化を図ります。中3・高1では、「目的意識の育成」と「進路の研究」が目標です。中3では仕事について学び、高1ではインターンシップを体験して、自分の将来の職業を具体的にイメージしていきます。高2・3では、志望校に合格できる学力をつけるための発展的な学習に取り組めるよう、高2で16科目、高3で36科目の選択授業を設けています。夏休みには全学年とも1週間の講習期間を設け、高2・3の理系学部志望者には4泊5日の勉強合宿も実施しています。

 鳥居先生は「次の時代に求められるのは、みずから課題を見いだし、周囲と協力して解決する力です。それに伴って大学入試でも思考力・判断力・表現力が問われるようになるのです」と話します。こうした力を伸ばすために、同校では「ことば」にフォーカスした教育を実践し、アウトプット力を磨いています。たとえば国語では、中1で「聞く・話す」に重点を置いた「国語表現」の授業が週1回あります。中2・3では「文章検定」を、高1・2では「小論文テスト」を、高2では「課題発見・解決能力テスト」をそれぞれ実施。全学年で校内作文コンクールを実施するほか外部コンクールにも挑戦し、思考を文章で表現する力を養います。

 英語では、全学年で習熟度別の少人数クラスを導入し、1年間で同じ教科書を4~5回繰り返す「捜真ラウンドシステム」を取り入れて4技能をバランス良く伸ばしていきます。海外研修プログラム以外にも「TOKYO GLOBAL GATEWAY」での1日英語体験、校内で3日間英語漬けになる「English Camp」などのイベントを通して、英語で表現する力も身につけているそうです。

 ICT教育も推進しています。そのために、全教室に電子黒板付きのプロジェクターとWi-Fiを設置しているほか、生徒と保護者にアカウントを配布しています。鳥居先生は「本校では、個人所有の端末を学校に持ってきて使用するBYOD(Bring Your Own Device)方式をとっています。生徒が端末を文房具として使いこなし、一人ひとりが学習やプレゼンテーション、コミュニケーションに活用することをめざしています」と結びました。

 2021年度入試は、2月1日午後の「A2入試」が国語または算数を選択する1科目入試になります。2020年度に導入した「スカラシップ試験」は2月1日午後(2科)と2日午前(2科・4科選択)に実施し、それぞれ成績が上位3位までの合格者は、入学金と初年度の授業料が全額免除されます。また、新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し、2月12日午前にも試験を行います。詳細については、決定次第学校ホームページに掲載されるとのことです。

イメージ写真 在校生や卒業生、そして近隣の方々にも真の愛の灯をお届けするクリスマスツリーです

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