受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

聖園女学院中学校

2020年11月12日(木)

与えられた使命を成長につなげる「踏み出す人」を学校全体でサポート

 聖園女学院は、ヨゼフ・ライネルス神父が1920年に創設したカトリック女子修道会「聖心(みこころ)の布教姉妹会」を母体とする、カトリック系ミッションスクールです。一人ひとりが、自分の与えられた使命を自覚して社会貢献をめざすという、キリスト教の世界観に基づく女子教育を実践しています。

 この日のオンライン説明会において、入試広報部長の鐵尾千恵先生が学校の特徴として挙げたのは、生徒たちの多様性です。「個性豊かな生徒たちですが、共通しているのは、周りの反応を気にし過ぎるあまり、手を挙げたいときにためらってしまう一面があることです」と語る鐵尾先生。そこで、2019年から新たな教育目標に「踏み出す人に」を定めました。目の前にあるチャンスに対し、勇気を出して「踏み出す」ことができた生徒は、成長のきっかけをつかむのも早いものです。そのため、直接的な接点がない教員も含めて、学校全体で生徒一人ひとりを注意深く見守っています。鐵尾先生は「挙がりかかった手を見逃さず、最初の一歩をサポートできる、そんな学校でありたい」と話しました。

 続いて、授業の特色について説明がありました。同校では、中高一貫校のメリットを生かした、緩やかな先取り教育を実践しています。小テストや課題から理解度を測り、不十分と思われる生徒には補習を受けさせます。また、放課後には、Zoomを用いた「オンライン自習室」や、「オンラインMisono English Academy(MEA)」を開設しています。「オンライン自習室」では現役大学生のメンターが、「オンラインMEA」ではネイティブ専任教諭(MEA)が待機していて、生徒は気軽に勉強の質問ができる仕組みです。いずれも新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中に始まった新たな試みですが、生徒たちからの要望に応え、登校が再開された後も継続することになりました。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で実施されませんでしたが、留学制度も充実していて、ニュージーランドのオークランド市内にある女子校に留学する中期留学(中3対象)、カナダでホームステイを体験する短期留学(高1)、ニュージーランドのネイピア市のSacred Heart College Napierで学ぶ1年留学(高1)があります。中期留学と1年留学は、希望者のなかから選抜し、条件を満たす生徒には返済不要の奨学金が付与されます。その選抜に残ることが、ふだんの英語学習の動機付けとなり、高い学習効果を上げているそうです。また、海外大学への進学を希望する生徒は、協定校推薦入試制度も利用できます。協定校は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアに70校あります。各大学の求める成績基準を満たした生徒は、出願資格が得られます。この被推薦権を保持したまま、国内の大学を受験することもできるので、進路の選択肢は国内外を問わず多様です。

 最後に、2021年度の入試について説明がありました。一般入試は、2月1日午前に1次、午後に「総合力」、2日午前に2次、午後に3次、3日午前に4次、4日午後に5次と計6回行われます。回によって入試科目が異なり、1次と2次は2科4科選択、3次は国・算・英から2科選択、4次と5次は2科(国語・算数)のみとなっています。なお、英検®4級以上の取得者は、3次の英語および、4次・5次の2科のうちどちらか1科の試験が免除されます。これについて、鐵尾先生は「『英語資格がないと不利なのでは』という声が寄せられますが、英語資格利用者と非利用者の合否判定は別なので、安心して受験してください」とフォローしました。なお、すべての回でグループ面接が課されます。同校では、面接の流れがよくわかる「面接シミュレーション動画」を予約制で公開しています。鐵尾先生は「受験生の皆さんにとっては大いに参考になると思います。学校ホームページで予約していただき、面接対策に役立ててください」とアドバイスしました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 文化・体育施設のマリアホールには、バスケットボールの公式試合もできる大きなメインアリーナ、冷暖房完備のサブアリーナのほか、PC教室、ラウンジなど多彩な設備が充実しています

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