受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京都立両国高等学校附属中学校

2020年11月26日(木)

「授業を大切にする」を基本方針とし、人生の土台となる基礎学力を育成

 東京府立第三中学校を前身とし、芥川龍之介や堀辰雄といった文化人や著名人を数多く輩出していることでも知られる東京都立両国高等学校。2006年に附属中学校を開設し、併設型中高一貫教育校となりました。校訓「自律自修」の下、長年にわたり培われた歴史と文化を継承しています。

 この日、オンラインで開催された説明会の冒頭、2020年4月に校長に就任した金田裕治先生は、「本校は『授業を大切にする』を基本方針として指導しています」と語りました。同校では、十分な時間数を確保したうえで、ほぼすべての教科で専任教員が質の高い授業を行っています。また、放課後を利用して、生徒の学力に応じた補習・講習を実施しているほか、長期休暇中には特別講習も開講されます。チャイムが鳴ると同時に授業が開始され、生徒も特別な事情がない限り休まずに受ける、「どこよりも授業を大切に」という姿勢で地道に学習を積み重ね、その成果として、都立屈指の進学実績を残しています。2020年春は、東京大学5名、東京工業大学9名、一橋大学2名など、国公立大学に70名が現役で合格。卒業生数に占める国公立大学の現役合格者の割合は36.3%に上ります。

 このような好調な実績を支える教育の柱として、「言語能力の育成」「英語によるコミュニケーション」「理科・数学教育の充実」「志(こころざし)学~キャリア教育の推進」の四点を挙げた金田先生は、それぞれの取り組みを具体的に紹介しました。まず、言語能力については、すべての知的活動の基盤である読解力や記述力の向上を図るために、朝読書・漢字テスト・論文作成・スピーチに取り組んでいます。

 英語教育については、中1からオールイングリッシュの授業を行い、英語によるディベートやプレゼンテーションにも挑戦させて4技能をバランス良く伸ばしています。また、英検®、TOEFL、IELTSなどの検定試験への積極的な挑戦も促しています。そして、アメリカ語学研修(中3希望者全員)では10日間のホームステイを通じて異文化に触れ、視野を広げるとともに、実践的な語学力に磨きをかけていきます。

 理科については、実験・観察を重視し、本物に触れる学びから自然科学への興味を喚起しています。また、1クラスを2分割して少人数で授業を行う数学は、基本的な計算力を徹底的に養成したうえで、論理的思考力を高めていきます。金田先生は「近年では特に理系学部の志望者が増えていて、卒業生の約半数が進学しています」と話しました。

 そして、キャリア教育については、総合的な学習の時間に「志(こころざし)学」として職場体験を実施したり、社会の最前線で活躍する著名人を招いた講演会を開いたりして、確かな職業観・勤労観を養っています。これらの多角的な取り組みにより、教育目標である「自ら考え学ぶ生徒、高い志と使命感を持った生徒、健康で明朗な生徒」の育成を実現しています。金田先生は生徒たちの様子について、「どの生徒もたいへん真面目で、生活面も学習面もきちんとしています。しかし、勉強だけをがんばっているのではなく、約9割の生徒が部活動にも参加して、充実した学校生活を送っています」と語りました。

 なお、同校は2021年度までは中学校3クラスに相当する男女120名(男子60名・女子60名)の募集ですが、2022年度からは高校からの募集が廃止となるため、募集人員の増員が予定されています。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 JR・東京メトロ半蔵門線「錦糸町」駅から徒歩5分、都営新宿線「菊川」駅・「住吉」駅から徒歩10分という通学に便利な立地も魅力です

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