受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

専修大学松戸中学校

2020年11月27日(金)

中高一貫教育を生かしたカリキュラムと豊かな体験活動で人間性と知性を培う

 創立140年の歴史と伝統を有する専修大学と、1959年創設の付属高校を基盤とし、2000年に中学校が開校。「報恩奉仕」「質実剛健」「誠実力行」を建学の精神に掲げる同校では、「グローバル教育」と「理数教育」を両輪とした教育を実践し、国際社会で活躍するリーダーの育成に力を注いでいます。

 この日、オンラインで行われた説明会の冒頭、校長の德山斉先生は、建学の精神の一つである「報恩奉仕」を教育の根幹として挙げ、「本校では、社会に貢献できる知性豊かな人材の育成をめざしています。人のため、社会のために何かをなすことで、あきらめない心を持ち、自分の力を引き出すことができます。そのためには机上で学ぶだけではなく、自主的な体験を通して知り、考え、行動することが大切です」と語りました。

 次に、教頭の五味光先生が教育内容を紹介しました。大学付属校でありながら多くの卒業生が国公立大学や他の私立大学に進学する同校では、希望進路の実現に向けて、主要教科を中心に効果的な先取り学習を取り入れたカリキュラムで指導しています。中1の段階では入試の成績によるクラス分けはしませんが、学力差がつきやすい英語と数学については中2から習熟度別授業を行います。そして、中3でⅠ類(選抜クラス)とⅡ類(一般クラス)に分かれる類型クラス編成を導入し、高2からは文系・理系に分かれます。「中2までのがんばりを見てから、クラス分けを行うのが本校の大きな特徴です。クラスは固定ではなく、進級時に毎年見直されるので、生徒たちの勉強への動機づけにもなっています」と五味先生は話します。

 また、理数教育を重視し、中1・2では通常の理科の授業での実験とは別に、週1コマの「理科実験」の時間を設けているのも特徴です。また、火曜・金曜の放課後には英語・数学の必修講座や指名制補習を実施。数学は到達度をチェックするために小テストを毎週行っています。さらに、学習に対する高い意欲を維持するために、漢検・数検・英検®を全員が受検し、各検定とも中学卒業時までに準2級の取得を目標としています。

 続いて、学校全体で取り組んでいる英語教育について詳しい説明がありました。週7コマある授業のうち、2コマは英語教育専門校舎「アンビションホール」での英会話です。1クラスを2分割し、ネイティブ教員と日本人教員にネブラスカ大学からのインターン生も加わり、3名体制のチームティーチングで指導します。また、中3を対象として世界各国の英語講師からマンツーマンでレッスンを受けるオンライン英会話も実施しており、実用的な英語でのコミュニケーション力を身につけています。

 ネブラスカ(アメリカ)への修学旅行(中3)も、「英語を学びに行く」のではなく「英語を使う」ことをテーマにした同校オリジナルのプログラムです。現地のサマースクールに参加して、「ロボット工学入門」「生物解剖実験」などに取り組みます。また、中2から文通している現地の姉妹校・ラックス中学校の生徒との交流や、ネブラスカの歴史・文化に触れるさまざまな体験によって、生徒たちはみずから学ぼうとする意欲や関心を高めているそうです。帰国して1週間後に行われる2日間の「ISAプログラム」では、日本の大学や大学院で学ぶ外国人留学生を招いて交流を深め、英語でのスピーチを通してプレゼンテーションスキルも高めていきます。

 入学直後のオリエンテーション合宿から始まる特別活動も多彩です。体育大会や合唱祭などのほか、田植え・稲刈り体験、日本の伝統芸能を鑑賞する「芸術鑑賞会」など、自国の文化・伝統への理解を深める行事もあります。このほかにも、職業体験や企業からの出張授業、「卒業生が語る会」、大学訪問などが行われ、生徒たちにとっては自分の将来を考え、夢に向かうきっかけとなる幅広い体験の場となっています。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 人工芝のグラウンドやオムニのテニスコートなどの施設が充実。クラブは週3日(月・水・土)の活動ですが、多くのクラブが県大会や全国大会に出場しています

www.senshu-u-matsudo.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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