受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

富士見中学校

2020年10月22日(木)

「17の力」を育む女子進学校
東京理科大学と連携協定を締結

 西武池袋線「中村橋」駅から徒歩3分の便利な場所にある富士見中学校は、今年で創立80周年を迎える女子進学校です。

 説明会の冒頭で高3生による創作ダンスの映像が流れた後、校長の佐藤真樹先生が登壇。佐藤先生は、同校が建学の精神として掲げる「純真・勤勉・着実」と、「社会に貢献できる自立した女性の育成」という教育目標に触れ、「変化が急速に進む現代社会においては、『自分と向き合う力』『人と向き合う力』『課題と向き合う力』が必要です」と述べました。

 同校では、教育目標を実現するために、「自分の意見を形成する力」「チャレンジする力」などの「17の力」を身につける必要があるとして、6段階のルーブリックを作成しています。生徒たちは、その「17の力」を意識しながら、教科学習や探究活動、そして“多文化交流”や行事運営などに取り組みます。

 今年10月、同校と東京理科大学とが教育にかかわる連携協定を締結したというニュースも伝えられました。「高大連携による理系の学びへの啓発」「高い専門性を持って社会に貢献できる理系人材の育成」を目的とし、同大教員による授業や実験・実習などを行う新たな理系教育プログラムが始まるとのことです。

発達段階に応じて体系化された
多彩な探究プログラムを実施

 高2担任の岩堀夏子先生からは、探究プログラムについて説明がありました。その特徴は、中高6年間の発達段階に応じて、学年ごとに明確な目標を掲げ、それぞれに体系化されたプログラムを実施している点です。中1は「自然」、中2は学校所在地の「練馬区」というように、身近な対象から始まり、高校ではSDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)を手がかりに、日本国内からアジア、世界へと視野を広げ、自分の将来のキャリアを考えるきっかけとしています。

 続いて、中1担任の小山久里子先生が学校生活について紹介。入学後は、早期に学校生活や友人関係になじめるよう、さまざまなオリエンテーションが行われます。新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休校となり、待望の中学校生活を自宅でスタートさせた中1生への対応については、「早くからICT教育に力を注いできたおかげで、4月13日から全学年・全教科でオンライン授業を開始し、各種の交流プログラムも実施することができました」とのことです。

 最後に、入試広報部長の藤川建先生から、大学合格実績と2021年度の入試について説明がありました。同校では、卒業生の約半数が国公立大学、海外大学、早慶上理、ICU、GMARCH、医歯薬看護系学部などに進学。注目すべき点は、学校推薦型選抜(旧推薦入試)で東京大学に進学した卒業生がいることです。藤川先生は「推薦条件は、基礎的な学力があることと、探究学習などで秀でた能力を示すことです。本校で培った確かな基礎学力と、探究学習への取り組みが実を結んだものといえるでしょう」と語りました。

 2021年度入試は20年度と同様です。2月1日・2日・3日のそれぞれ午前に4科の一般入試を、2日午後に算数1科入試を実施します。また、帰国生については特に募集定員は定めず、12月12日と1月9日に日本語による事前面接(保護者・受験生)を行ったうえで、2月1日~3日の一般入試の際に2科で受験します。藤川先生は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、2021年度は各科の試験時間が5分ずつ短縮され、出題数も少なくなりますが、難度はこれまでどおりです。過去問を解いて対策してください。算数1科入試は、理科・算数好きの受験生にぜひ挑戦してもらいたいですね」と話しました。

※学習到達状況の評価基準を一覧表にした「ルーブリック表」に基づき目標達成度を評価する方法

イメージ写真 創立80周年に向けて校舎が新築され、普通教室棟・本館・特別校舎棟に続き、2018年9月に図書館棟「Learning Hub」が完成しました

www.fujimi.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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