受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

渋谷教育学園幕張中学校

2020年10月27日(火)【会場参加型】

激しい変化にもくじけない、
「自らの手で調べ、自らの頭で考える」力を

 21世紀を展望して教育改革の議論が行われていた1983年、幕張新都心に開校した渋谷教育学園幕張高等学校。中学校は1986年に開校しました。創立当初から、予測不可能な時代の到来を予見し、生涯学び続け、明るく生き抜いていく人材の育成をめざしてきました。

 東京・代々木のSAPIX代々木ホールで開催された説明会では、校長補佐の永井久昭先生が、在校生や卒業生の活躍を通して同校の教育理念を語りました。永井先生は「2021年の大学入試は新型コロナウイルス感染症の影響下で厳しい状況ですが、本校の高3生はかなり強気で、『第一志望は譲らないぞ』という雰囲気に満ちています」と話します。オンライン授業も、「良い意味で『自調自考』の訓練になった」とのこと。「自調自考」という教育目標には、「何事にもあきらめることなく積極的に取り組み、自分自身を知ろうとする人を育てたい」という思いが込められていることも説明しました。

 また、2018年に日本で開催された高校生の国際会議「Water is Life」では、英語による運営・進行ボランティアを募ったところ、在校生約300名がすぐに手を挙げ、ホスト校を務めることになったそうです。「本校の第二の教育目標である『国際人としての資質を養う』とは、こうした精神を育むことにほかなりません」と語りました。

 話題は、海外で奮闘する卒業生にも及びました。現地採用でドイツ企業に就職した卒業生から、「涙が出るほど大変でしたが、渋幕の教育目標を心の羅針盤として働いた結果、周囲の人たちとは家族のように温かい関係を築くことができました」という報告があったそうです。永井先生は「世界中の人と仕事をしなければならない現代に必要なのは、人間として信頼されることであり、『倫理感を正しく育てる』という第三の教育目標が、このような信頼構築の基本になります」と述べました。

「努力を楽しめる姿勢」が
渋谷幕張の校風をつくる

 キャリア教育にも力を入れています。国際性・リーダーシップ・先見性・好奇心の育成をめざす「GLEC Program」を、年20回程度開催していますが、その講師は医師・外交官・公認会計士・作家など第一線のプロフェッショナルで、卒業生も数多く登壇します。永井先生は「どんなに高度で大変そうな仕事でも、卒業生の活躍に触れれば身近に感じられます。教員やカリキュラムは良くて当たり前です。何より大切なのは、生徒たちが自分で夢を持ち、実現できるよう全力で応援する学校の雰囲気なのです」と強調しました。

 また、開校当初から帰国生を受け入れている同校では、さまざまな価値観を持つ帰国生たちに刺激を受け、日本で生まれ育った生徒も、自然と海外大学を視野に入れるようになるそうです。「現在では、世界各地の名門大学で卒業生が活躍し、在校生の心強い指南役になっている」とのこと。同校のGPA(成績評価方法)は海外でも認知度が高く、世界中の海外大学から説明会のオファーがあるそうです。永井先生は「真のグローバル人材を育てる大学では、学力だけではなく全人格が問われます。これは、本校の教育目標そのものです」と語りました。

 2021年度は、一次入試・二次入試とも入校時間を受験番号の偶数と奇数とで分け、偶数受験番号は午前7時30分、奇数受験番号は午前7時50分となります。また、受験生の安全を考慮し、試験終了後は時差解散となるそうです。

イメージ写真 多くの海外大学からAdmission Officer(AO)が来校。海外大学をめざす生徒たちが情報を収集し、直接AOに相談できる機会が設けられています

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