受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

湘南学園中学校

2020年10月28日(水)

持続可能な社会の担い手を育てる
「湘南学園ESD」を推進

 藤沢市の鵠沼海岸近くにキャンパスを置く湘南学園は、地元の保護者と有識者によって1933年に創設されました。「個性豊かにして身体健全 気品高く 社会の進歩に貢献できる 明朗有為な実力のある 人間の育成」を建学の精神に掲げ、生徒の個性や創造性を伸ばすとともに、広い視野と豊かな認識を備えた人格形成に力を注いでいます。

 説明会の冒頭、今年4月に校長に就任した伊藤眞哉先生が登壇し、教育の特徴として「湘南学園ESD」を紹介しました。ESDとは「持続可能な開発のための教育」のことで、SDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)を教育現場で実践するための教科横断型プログラムです。2013年にユネスコスクールに認定された同校は、「持続可能な社会の担い手」の育成をめざして、「湘南学園ESD」を推進しているのです。

 その軸となるのは、同校が30年以上取り組んできた総合学習です。課題を“自分事”としてとらえる力や、さまざまな事柄との関連性を推察し、本質を見極める洞察力を養うため、生徒の発達段階に応じた多彩なプログラムを実施しています。中学では、湘南地域を起点に他地域へと視野を広げ、人々との出会いや体験学習を通して協働することの意味を学びます。そして、高校では、世界の諸問題に目を向け、実社会に生きる人々に学びながら、社会とのかかわりを通して自分の生き方を考えていきます。

 このほか、生徒のニーズに合わせて国内外で学ぶ「グローバルセミナーズ」、自治活動、キャリアデザインなどを通して、主体性・協働性・発信力を養います。伊藤先生は「湘南学園の多様な学びのなかで、各生徒は思い思いの分野に枝葉を伸ばし、そこで得た知見を将来の自分を支えるエネルギーとして各自の根っこの部分に蓄えていきます。それが数十年後もその人らしい人生を送るための土台になるのです」と結びました。

SDGsに基づくプロジェクトで
生徒の視野を広げ、主体性を育む

 次に、入試広報主任の小林勇輔先生が学校の概要を説明しました。同校は幼稚園から高校までがそろう総合学園で、中学と高校の各学年約200名のうち、小学校からの内部進学者は約80名ですが、「内部進学者と中学からの入学者はあっという間に仲良くなるので、どうぞご安心ください」とのことです。

 同校での一日は、朝9時のホームルームから始まります。授業は1コマ50分で、月曜日から金曜日までは、午前3時限、午後3時限の計6時限です。土曜日は午前中に3時限のみ行います。自治活動も盛んで、三大行事と呼ばれる体育祭・文化祭・合唱コンクールは、生徒が主体となって運営します。この自治活動を通して協働を学び、さまざまなつながりのなかで共に成長していくのです。

 また、生徒の小さな興味・関心を教員のサポートによってプロジェクトへと広げる取り組みにも力を入れています。昨年は、横浜市にある捜真女学校と「中高生×未来のためのSDGsマーケット」というイベントを横浜・みなとみらいで共催しました。資金をクラウドファンディングで集めるところから始めるなど、座学の授業では学べない体験ができることも、「湘南学園ESD」の強みとなっています。

 最後に、入試について説明がありました。「2021年度は、本校を強く志望する受験生に対して間口を広げるため、全日程において定員・開始時刻・科目などの変更があります」とのこと。詳細は学校ホームページに掲載されている募集要項をご確認ください。

イメージ写真 メディアエリアにある図書室は生徒主体で運営され、季節やイベントに応じて工夫を凝らした掲示がなされています

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