受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京純心女子中学校

2020年11月27日(金)

「基礎学力」「探究型学習」「英語教育」を重視し、国際社会に貢献する女性を養成

 「叡智」「真心」「貢献」を教育目標に掲げる東京純心女子学園は、1934年に長崎市で創立されたカトリック修道会「純心聖母会」を設置母体としています。1964年に高校を、1986年に中学校を開校させました。創立者のシスター・江角ヤスの志を受け継ぎ、生徒の「知」と「こころ」に働きかけながら、少人数制によるきめ細かい教育を実践しています。

 この日の説明会の冒頭、入試広報部の高橋正先生は、「育てたい生徒の資質」として、「世界に通用する英語力」「国際社会で活躍できる思考力」「平和教育を通じて培う思いやりの心」の三つを挙げました。そして、「本校は創立以来、英語の4技能をバランス良く伸ばす指導を実践すると同時に、思考力を磨くための純心オリジナルの探究型学習にも力を注いできました。加えて、ボランティア活動などを通じて、他者の心に寄り添い、平和について考え、実践する時間も設けています。こうしたさまざまな取り組みは、次世代型グローバルリーダーを育むことにもつながるはずです」と述べました。

 次に、具体的な教育内容に話題が移りました。中学段階では「基礎学力」「探究型学習」「英語教育」の三つが重視されており、差がつきやすい英語と数学については、少人数制の習熟度別授業を取り入れています。また、定期テストで一定の基準に達していない生徒に対しては、中1・2では指名制補習を、中3では希望制による補習を実施。英検®・数検・漢検の受検も推奨し、中3では英検®2級対策講座が開講されています。このほか「学習支援センター」では、中2~高1の希望者を対象に、外部から招いた講師による放課後の個別指導を実施するなど、学習をサポートする環境を整えています。

 探究型学習については、合計10万冊以上の蔵書数を誇る二つの図書館を活用し、国語・社会・音楽・家庭科などの教科で問題解決型のプログラムを実施しています。中学3年間の学習を通じて、「課題を明確にする→情報を収集する→レポートにまとめる→グループで発表する」という流れで取り組み、思考力を高めていきます。社会的に活躍した女性に関する調べ学習や発表、NPO法人で働く方へのインタビューなど、進路指導に役立つテーマを扱っていることも特徴です。

 英語教育では、Podcast上のリスニング教材を使って「聞く力」を養成しているほか、洋書の多読、日記のライティング、ディスカッションなどで4技能をバランス良く磨いています。グローバル教育も充実していて、イングリッシュキャンプ(中2希望者対象)、オーストラリアでの海外語学研修(高1希望者対象)、高1の1~3月にオーストラリアの姉妹校で行うターム留学などがあります。

 高校では、個々の生徒のレベルに応じたきめ細かい指導体制をとっています。高1では、国語・数学・英語の3教科において、習熟度別授業をさらに徹底させたSクラス(最上位層少数精鋭クラス)を設置します。より深く学び、確かな学力を身につけるため、教材・授業内容・進度・試験・補習などはSクラス独自のものとなっています。また、高2からは2コースに分かれます。一つは国公立大学・難関私立大学・看護医療系や芸術系など多様な進路に対応する「叡智探究セレクトデザイン」コースで、もう一つは、難関国公立大学・最難関私立大学を視野に主要教科の実力を強化する「叡智探究特進プログラム」コースです。

 2021年度入試の説明もありました。入試は全部で6回あり、このうち、教科の基本的な知識を問う従来型の入試(2科または2科4科選択)は、1日午前・午後、2日午前・午後に行われます。公立中高一貫校型の適性検査で選抜する適性検査型入試は1日午前のみに変更となります。3日午後には「タラント発見・発掘型」入試を実施。これは、「聴く力・読む力・書く力」を測る筆記試験と「自己アピール作文」「対話(面接)」によって、コミュニケーション能力を問う入試です。また、2月20日には、新型コロナウイルス感染症に罹患した受験生を対象に「コロナ罹患者対応入試」の実施を予定していることも伝えられました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 東京・八王子市の豊かな自然を臨む、高台に建つ校舎。長崎と鹿児島に姉妹校を持ち、高2の長崎研修旅行では、姉妹校の純心女子高校の生徒と共に平和について考えます

www.t-junshin.ac.jp/jhs/ 別ウィンドウが開きます。

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