受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜中学校

2020年11月18日(水)

海外大学との高大接続で新たな進路選択を可能にし、「21世紀を生き抜く力」を育む

 1942年、教育者の黒土四郎により旧制横浜中学校として設立された横浜中学校・高等学校。「信頼を受くる人となれ」「責任を重んぜよ」「秩序を守れ」の三条と、「誠意」「総力」「努力」「創造」「忍耐」の五訓からなる「三条五訓」を建学の精神に掲げる進学校です。同校はグローバル時代に向けて、新たに「思いやりあふれる青少年の育成」「社会で活躍できるグローバル人財の育成」をミッションに加え、“21世紀を生き抜く力”を育む教育を実践しています。

 この日、オンラインで行われた説明会では、教頭で入試広報部長の館山和央先生が教育内容について説明しました。創立以来、男子校としての歴史を歩んできた同校ですが、2020年4月に高校を男女共学化し、これまでの質実剛健な校風が大きく変わりつつあります。 男子校である中学から入学した中高一貫生は、高校でも中高一貫生だけの男子クラスで学びますが、部活動・委員会活動・学校行事などは女子生徒と一緒に活動します。

 館山先生は、同校の教育の大きな特徴の一つとしてグローバル教育を挙げました。高校卒業後に直接進学できる「グローバル・エリート・プログラム」の提携校は、アメリカの4大学(カリフォルニア州立Merced College、Mira Costa College、C.S.U.Fresno、私立National University)、フィリピンのEnderun College、オーストラリアのBond Universityの合計6校。順次拡大していく計画だそうです。このうち2年制の大学への進学の条件は、「①高校在学中にアメリカの大学での体験留学『グローバル・エリート・プログラム』に参加すること、②高校在学中に英検®2級(またはそれに相当する外部検定試験)以上を取得すること、③高校卒業後に現地で8週間の入学準備講座を受講すること」。この三つを満たすと2年制の大学への入学が認められ、卒業後は4年制大学の3年次への編入も可能です。

 中学の一貫コースでは、「当たり前のことを当たり前にできるように」なることを主眼に置き、将来の目標を実現するのに必要な「確かな学力」と「豊かな人間力」の育成をめざします。中1から英語・数学で、中3からは英語・数学・国語で、3段階のグレード別授業を実施します。生徒一人ひとりの習熟度に合わせ、少人数制で理解を深めるのです。高2からは文科系・理科系に分かれ、それぞれの志望に合ったクラスで実戦力の向上をめざします。また、国公立大志望者には、準備講座を開講しています。

 放課後にはYSAP(Yokohama Study Assist Program)という少人数制で指導するプログラムを実施し、生徒一人ひとりの学力の充実を図っているのも特徴です。教員と現役大学生のSA(Study Assistant)が担当する数学と英語の「ベーシック講座」では、成績が振るわない中1・2の生徒をフォローしています。放課後学習の環境も充実していて、Wi-Fiが整備された学習室には学生チューターが常駐し、個別の質問や相談に対応しているほか、e-ラーニングシステムも利用できます。

 英語教育では、高2から、英検®準2級以上の取得者と英語の成績が一定の基準に達した生徒を対象に、ネイティブ教員と日本人教員のチームティーチングによる「GP(グローバルパスポート)」の授業を行っています。このクラスのみ、高校から入学した生徒との合同授業です。英語で英語を学びながら、自分の考えを相手に伝える力を鍛え、留学や海外大学進学につなげていくのが狙いです。

 2021年度の一般入試は、2月1日午前・2日午後・3日午後の3回。いずれも2科と4科の選択制で、募集定員は1日と2日が各15名、3日が5名です。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 2020年の高校共学化を機に、校舎の全面改修を実施。明るく開放感のある教室や、温かみのある木目デザインのコモンスペースが特徴です。現在も各所のリニューアルが進行中です

www.yokohama-jsh.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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