受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東海大学菅生高等学校中等部

2020年12月16日(水)

2021年度に医学・難関大コースを新設。「世界標準」を目標にした学習プログラムを実践

 「自然が教科書だ」をスローガンに掲げ、緑豊かな立地を生かした環境教育と、グローバルリーダー育成に必要な国際理解教育に力を注ぐ東海大学菅生高等学校中等部。ICT環境が整備された教育環境の下、「気迫を持って21世紀を生き抜く、本当のリーダー」の育成をめざしています。

 この日のオンラインによる説明会で、校長の下平孝富先生は「提携する東海大学には、文学部から医学部、さらには海洋文明学科(海洋学部)や航空宇宙学科(工学部)まで多彩な学部・学科がそろっています。本校には、そうした学部・学科にスムーズに入りやすいという利点があります」と語りました。続けて、技術革新が進み、人工知能(AI)が発達する21世紀に求められる「世界標準の力」として、「未知の事柄を解決できる力」「チームで協力できるコミュニケーション力」「自分の意見をきちんと伝えられる力」「英語を自在に操れる力」を挙げた下平先生は、「これらの力をいっそう強化するために、従来の特進クラスを、2021年度より完全6年間一貫の『医学・難関大コース』に改編します」と説明しました。

 この医学・難関大コースの柱となるのは、「学習サポートプログラム」「STEAM教育プログラム」「英語運用力向上プログラム」「異文化理解プログラム」「環境教育プログラム」「未来計画プログラム」の六つ。まず、「学習サポートプログラム」では「Sugao20」というシステムを導入し、放課後から部活動終了後までの学習を支援します。中等部では午後7時30分まで、高校では午後8時まで、教員やチューターがフォローします。次にScience(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Art(芸術)・Mathematics(数学)の各分野を学ぶ「STEAM教育プログラム」では、e-kagaku国際科学教育協会が実施する遠隔講座を月1回受講し、専門家の指導の下、論理的思考力・コンピュータースキル・プログラミング力などを養います。また、「英語運用力向上プログラム」では、生徒全員がiPadを使ってオンラインで英会話のレッスンを受ける一方、海外大学への進学にも生かせるケンブリッジ英検などの検定試験も行い、英語運用能力を高めていきます。さらに、中3生を対象としたオーストラリアでのホームステイ、高2生を対象としたヨーロッパでの修学旅行、希望者を対象とする3か月間のターム留学などを実施し、異文化理解プログラムの充実を図る予定です。そして、「環境教育プログラム」では学校の立地を生かし、東海大学の教授が指導するフィールドワーク(環境教育)を実施。「未来計画プログラム」では、20年後を見据えたキャリア教育を1年生から開始します。こうした多岐にわたるプログラムを設定し、幅広い実践力を育んでいくそうです。

 クラブ活動も盛んで、特に高校の硬式野球部は強豪として知られます。中等部では野球クラブ、サッカークラブ、バスケットボールクラブ、硬式テニスクラブ、吹奏楽クラブなどが人気です。また、同校の特色である環境教育を実践している「エコクラブ」は、学校周辺の山や川で、野鳥や水中生物などを観察していますが、天然記念物のモリアオガエルの卵を発見したこともあるそうです。2021年度には、世界制覇を経験したコーチを招いて、女子チアダンスクラブを新設します。

 このほか、毎日の給食では、健康や栄養バランスに配慮し、新鮮な有機野菜や地元の食材を使った献立を提供しています。最上階にあるラウンジでおいしい食事がとれるとあって、生徒にも評判が高いそうです。

 2021年度の入試は、2月1日の午前と午後、2日の午前と午後、4日午前、6日午前の計6回。「入試科目や配点などの詳細は、学校ホームページをご覧ください」とのことでした。

イメージ写真 東京ドーム1.2個分の広さを誇るキャンパス。地上6階・地下2階の校舎をはじめ、人工芝グラウンド、電動折りたたみ式の観客席を備えた体育館など、さまざまな施設や設備がそろっています

www.sugao.ed.jp/jhs/ 別ウィンドウが開きます。

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