受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

八王子学園八王子中学校

2020年11月19日(木)

教育改革「八学イノベーション」で
夢を持ち、達成する力を育てる

 1928年設立の多摩勤労中学を前身とする八王子学園。1948年の学制改革によって八王子高等学校が発足し、2012年に中学校が開校しました。2016年に「東大・医進クラス」「一貫特進クラス」の2コース制となった同校は、アクティブ・ラーニングを中核とする学校改革「八学イノベーション」を推進しています。

 説明会の冒頭のあいさつで、校長の小山貢先生は「若者が夢を持ちにくい時代といわれる昨今では、20代の約70%が現状に満足しているという統計もあり、内向きな〝安全志向〟が進んでいます。そのため、本校の生徒たちには『小さくてもいいから、まずは夢を持ち、それを達成していこう』と伝えています」と述べました。同校では、「八学イノベーション」を通じて、生徒が夢を達成するために必要な「行動力」「チャレンジ精神」「自立心」「他者への寛容さ」を伸ばそうとしています。小山先生は将来を見据えた学びの根底にある教育理念について、次のように語りました。

 「終戦直前の1945年8月、八王子市は空襲で被災しました。そんなつらい歴史を踏まえた教育理念が、『人格を尊重しよう 平和を心につちかおう』です。生徒たちが多様な個性を尊重し合いながら、切磋琢磨できる環境を整え、『社会において主体的に行動する人間』『大学で学問をする人間』を育てていきます」

 中学の「東大・医進クラス」と「一貫特進クラス」では、いずれも先取り学習を基本としています。高校では、国公立大学・難関私立大学への現役進学をめざす「文理コース」の特進クラス(内部進学生クラス)に進みます。さらに、高2からは特進クラス内で、希望の進路に合わせて文系・理系に分かれます。

アクティブ・ラーニングの軸となる
充実したICT環境を整備

 次に、ICT教育担当の田上大地先生が登壇し、教育内容について説明しました。アクティブ・ラーニングの軸となるのが、電子黒板やタブレット端末などの最先端のICT機器を活用したゼミナール形式の授業「探究ゼミ」です。そこでは、1年間を前期・後期に分け、生徒たちはそれぞれ興味・関心のある講座を選択します。ふだんの授業の枠組みを超えた双方向型の学びを経て、その成果を各学期の最後にプレゼンテーションします。田上先生は「ふだんの授業では、対面での指導や、プリントなどの紙の教材を使った従来型の学びも大切にしています。また、本校は部活動をアクティブ・ラーニングの一環として捉え、コミュニケーション力やスケジュール管理能力の向上に努めています」とも語りました。

 国際理解教育としては、ネイティブ講師による英語の授業があり、4技能をバランス良く鍛えて国際感覚を養います。中3の夏に実施する全員参加のオーストラリア海外研修では、ホームステイをしながら現地校に通い、英語のレッスンを受けるとともに、オーストラリアの歴史や文化について学ぶ機会も設けています。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。東大・医進クラス入試では、合格者全員が特待生となりますが、合格基準点に届かなかった場合でも、一貫特進クラスへのスライド合格制度があります。また、一貫特進クラス入試の受験者が好成績だった場合、東大・医進クラスに「チャレンジ合格」することもありますが、出願の際に事前申請が必要で、この場合は特待生制度の対象外となります。

イメージ写真 JR中央線「西八王子」駅から徒歩5分という通学に便利な立地。東京都西部・多摩地域のほか、JR横浜線などを利用して神奈川県から通う生徒もいます

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