受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻多摩中学校

2020年11月26日(木)

伝統の女子教育と教育理念を基盤に
「TSUMATAMA SGL」を推進

 1988年に設立された大妻多摩高等学校の併設校として、1994年に開校した大妻多摩中学校は、緑豊かな大妻女子大学多摩キャンパスにあります。

 説明会の冒頭、あいさつに立った校長の谷林眞理子先生は、「自らの足で立ち、自らの力で立つ」という創立者・大妻コタカのことばに触れ、「本校は伝統の女子教育と『自立自存』『寛容と共生』『地球感覚』の教育理念を基盤に、2019年度から新たな改革『TSUMATAMA SGL』に取り組んでいます」と語りました。これは、「世界を視野に活躍できる女性の育成」という新たな要素を取り込んだ三つのプログラムから構成されています。まず一つ目の「理数教育プログラム」(Science Education)では、論理的思考力と科学的探究心を育て、国公立大学や、医・歯・薬・看護・獣医など理系学部への進学につなげます。二つ目の「国際教育プログラム」(Global Education)では、国際的な視野や積極性・発信力を育て、海外大学や国内大学の語学系・国際関係系の学部など、英語を生かせる大学・学部への進学へと導きます。そして、これらの土台となるのが、高い学力、幅広い教養、豊かな人間性を育む「教養教育プログラム」(Liberal Arts Education)です。これらの頭文字を取って「SGL」と呼んでいます。

 最後に谷林先生は、これから女子に求められる力として「高い学力」「学び続ける力」「仕事を続ける意志と柔軟性」「女性ならではのリーダーシップ」「豊かな人間性」を挙げ、「これらの力は、すべて大妻コタカが残した『理想は高遠に、実行は足元から』『目的を持って勉強を』『仕事を追いかけよ、仕事に追われるな』『女性よ、匂やかなれ』『らしくあれ』ということばと一致します。本校では、そうした教育を実践しています」と結びました。

新中2から「国際進学クラス」を設置
ネイティブ講師の指導で4技能を強化

 続いて話題は、学習指導へと移りました。6年一貫教育の効率を高めるために、主要教科では無理のない先取り授業を実施しています。理科では、自然豊かな立地を生かして実験・観察を重視し、科学と技術の知見や探究心を育んでいます。

 中高6年間の成長に応じた国際教育プログラムにも力を注いでいます。中学ではホームルームの時間にSDGs(国連で採択された持続可能な開発目標)を学び、国際協力や世界情勢に関する知識を深めます。そのうえで、海外プログラムに参加する意義や海外大学進学について考えさせるなど、キャリア教育の要素も含んでいることが特徴です。

 2021年度には、中2から「国際進学クラス」を新設します。そこでは、週6時間の英語の授業のうち3時間をネイティブ講師が担当しますが、そのほかの教科は既存の「総合進学クラス」と同じ内容です。

 最後に、進路指導部副部長の大竹麗央先生より、進路指導について説明がありました。同校では生徒たちが希望する進路の実現に向けて、多彩な選択科目を導入しており、ハイレベルな学習指導を行う受験補習もあります。冬期勉強合宿(高2)、夏期受験勉強合宿(高3)など、基礎学力を育成する宿泊行事も実施しているそうです。

 2021年度の入試については、総合進学入試が2月1日の午前・午後、2日午前、4日午前の4回、国際進学入試が1日の午前・午後と2日午前の3回行われます。このうち総合進学入試は1日午前が4科または読解表現(作文)と合科適性で、2日午前と4日午前が4科です。国際進学入試は1日午前と2日午前が2科(国語・算数)と英語リスニング、1日午後が2科(国語・算数)ですが、英検®3級以上の合格証書の写しを提出することが出願条件となります。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 広大なキャンパスには、人工芝のグラウンド、蔵書数3万2000冊の図書室と196席の自習室を備えた「アカデメイア棟」など、充実した教育施設が整っています

www.otsuma-tama.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ