受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

日本大学第三中学校

2021年5月22日(土)

ゆとりある学習環境の下、幅広い進路を実現できる基礎学力と豊かな人間性を育む

 日本大学第三中学校は1929年に日本大学付属赤坂中学校(男子校)として創立。その後、1976年に赤坂から現在の町田市に移転し、1987年に高校が、1991年に中学が共学化し、現在に至ります。

 校長の新井勇治先生は、同校の教育において「豊かな人間性の育成」「勉強にとどまらない幅広い能力の育成」「基礎学力の徹底的な習得」を学びの三本柱と位置づけ、なかでも「豊かな人間性の育成」を重視していると話します。部活動や委員会活動を大切にすることで、生徒たちが多くの経験や多彩な人間関係を通して人間性を高め、バランス感覚を養えるような機会を多く設けているとのことです。「基礎学力の徹底的な習得」について新井先生は、「基礎学力が最も重要です」と前置きをしたうえで、「本校は日大の付属校ですが、生徒の希望に応えるのが学校教育だと考えています。全員が日本大学に進学できる基礎学力を身につけながら、意欲のある生徒については選抜クラス(中3)、高校では特進コースを用意し、国公立大学や早慶をはじめとする難関の私立大学進学に向けた支援を行っています」と話しました。

 創立90周年を迎えた2019年度からは、主体的に学習することを意味する「自求自探」を学校方針に定め、国際交流とICT教育に特に力を入れています。国際交流では、オーストラリア・シドニー郊外にある名門私立学校マッカーサーアングリカンスクールと姉妹校提携を結び、毎年8月に高1の希望者を対象とするオーストラリア体験学習を行っているほか、アメリカ・カナダ体験学習(中3)、日大主催のケンブリッジ大学プログラム(高1~3、年2回)など、豊富なグローバルプログラムを展開しています。

 一方、ICT教育については、早くから生徒全員にタブレット端末を貸与しているため、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により休校となった期間も、速やかにリアルタイムでのオンライン授業を実施し、生徒の学習環境を充実させることができたそうです。

 続いて、広報部主任の佐々木祐輔先生が「他の日大付属校との違い」と進路指導について説明しました。同校は1946年に日本大学と経営が分離され、現在は大学と独立した別法人で運営される特別付属校です。特別付属校のメリットとして佐々木先生が挙げたのは「教職員の異動がない」「日本大学への進学を基本としながらも、他大学への進学にも対応できる」の二つ。実際、2021年春は、卒業生のうち過半数が京都大学、東京工業大学などの他大学に進学したそうです。なお、日大医学部への推薦枠は、すべての日大の付属校から10人という狭き門ですが、昨年は同校の特進コースから2名が進学しました。なお、日本大学だけではなく、他大学の推薦枠も約400名分用意しているとのことです。

 佐々木先生は「近年の安定した進学実績は、充実した学習体制の成果です。中学の学習内容を定着させることが将来の基礎になると考えているため、先取り学習はしていません。職員室は常に開放し、自由に質問できる環境を整えています」と述べました。数学・英語でチームティーチングを取り入れているほか、各教科の補習、希望制の夏期講習(英語・数学・国語)の開講など、フォロー体制も万全です。

 また、部活動も盛んです。多くのプロ選手を輩出している高校の硬式野球部をはじめ、スポーツ部が華々しい実績を上げている一方で、吹奏楽部、演劇部、放送部などの文化部も全国レベルで活躍しています。

 最後に、2022年度入試では、募集人員が従来の266名から240名に変更されることが紹介されました。

イメージ写真 休校期間中も、生徒が所有するiPadを通じて、双方向型のオンライン授業を実施。オンラインによるホームルームでは校長先生も飛び入り参加し、「みんな、がんばれよー!」と生徒にエールを送りました

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