受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京純心女子中学校

2021年5月22日(土)

探究型学習・英語教育・いのちと向き合う教育を柱に、次世代型グローバルリーダーを育てる

 東京純心女子中学校・高等学校は、「叡智」「真心」「貢献」を教育目標とするカトリック校です。長崎市の修道会「純心聖母会」を母体として、1964年に高校が、1986年に中学が設立されました。創立者のシスター・江角ヤスの志を受け継ぎ、「知」と「こころ」のバランスをとりながら、少人数制によるていねいな授業を実践しています。

 説明会の冒頭で、入試広報部の高橋正先生は、同校が三つの柱としている「探究型学習」「英語教育」「いのちと向き合う教育」について説明しました。まず、探究型学習では、合計10万冊の蔵書数を誇る中高二つの図書館を利用して、専任司書教諭と各教科の教員が連携し、問題解決型のプログラムに取り組んでいます。中学3年間の学習を通じて、「課題を明確にする→情報を集め、選別し、まとめる→グループで発表する」。その際、各段階で「振り返る」ことを繰り返すことによって、論理的思考力を伸ばしています。「高校でも探究型授業を続けており、テーマとして代理出産を扱うなど、生き方の指導につながるような授業も行っています。問題意識を持ち、解決法を考え、実践できる生徒を育てることが目標です」と高橋先生は話します。また、NPO法人で働く方へのインタビューや、社会的に活躍している女性についての調べ学習など、生徒が進路を考えるのに役立つテーマも取り入れているそうです。

 英語教育では、インターネット上のリスニング教材で「聞く力」を育てているほか、フィリピン人講師と1対1で学ぶオンライン英会話、洋書の多読、英文日記のライティングなどを行い、4技能を鍛えます。また、グループディスカッションやスピーチコンテストといった実践の場を用意し、運用力も養っています。さらに、希望者を対象に、イングリッシュキャンプ(中2)、オーストラリア姉妹校での17日間の海外語学研修(高1)、オーストラリア姉妹校で学ぶターム留学(高1)など、グローバル教育にも力を注いでいます。なお、ターム留学については「今後、拡充している予定」とのことです。

 いのちと向き合う教育については、ボランティア活動などを通じて、他者の心に寄り添い、平和について考える機会を設けているのが特徴です。高2の長崎研修旅行では、事前学習として原爆に関するレポートを作成します。そして、長崎県にある姉妹校の生徒とのグループワークで意見交換をするなどして、交流を深めています。このほか、中1~3では、草花や野菜を育てる「労作」の授業も実施されます。畑を作り、作物を育てることで、いのちの恵みやその巡り合わせについて学ぶのです。

 高2からは、多様な進路に対応する「叡智探究セレクトデザイン」コースと、難関国公立大学・最難関私立大学への進学を視野に主要教科の実力を強化する「叡智探究特進プログラム」コースとに分かれます。このうち「叡智探究セレクトデザイン」では高3の選択科目に「大学講義体験」を用意しており、併設の東京純心大学看護学部の授業を選択すると、看護実習が体験できるそうです。「近年は医療・看護系に進学する生徒が増えています。今春は医学部医学科に2名が合格し、獣医学科には現役で4名が合格しました。これについて、高橋先生は「こうした『いのちに向き合う教育』や『大学講義体験』の経験から、使命感を持って大学を選ぶ生徒たちが増えたのだと考えています」と語りました。東京薬科大学生命科学部とも連携し、実習体験なども行っているとのことです。高橋先生は「今後は大学と連携して、英語を使った国際的なプログラムを実施することも模索しています。文系・理系を問わず、本校の学びに興味のある方は、ぜひ学校説明会などにご参加ください」と結びました。

イメージ写真 JR「八王子」駅、京王線「京王八王子」駅から急行バスで約10分。季節の花々が咲き誇る広々としたキャンパスには、厳かな雰囲気の聖堂や、パイプオルガンが設置された講堂などがあります

www.t-junshin.ac.jp/jhs/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ