受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田大学系属 早稲田実業学校中等部

2021年5月27日(木)

早稲田大学の中核を担う、グローバルな視野を持った人材を育成

 「去華就実」を校是とし、「三敬主義」を校訓とする早稲田実業学校は、1901年に大隈重信によって設立されました。2001年の創立100周年を機に、現在の国分寺キャンパスに移転し、その翌年、男女共学化と同時に初等部を開校。付属校ではなく系属校ですが、早稲田大学の建学の精神に則った教育が行われ、卒業生のほとんどが推薦で早稲田大学に進学しています。

 オンラインで行われたこの日の説明会で中等部教頭の小嶋栄一先生は、「本校は、豊かな個性と高い知性、どんなことにも動じないたくましい精神力を養い、大学や社会でリーダーシップを発揮する優秀な人材を育成しています」と述べ、同校の教育内容を説明しました。

 中高とも、男女比はおよそ2対1です。中等部のカリキュラムは、文部科学省の学習指導要領に準拠していますが、数学では発展的な授業も行われています。中3では、各自がテーマを選んで調査・研究活動に取り組む「卒業研究レポート」を通して、思考力・記述力を高めます。高2からは希望する進路に合わせて文系・理系に分かれたクラス編成となり、早稲田大学の特定の科目を聴講して所定の成績を収めると、大学卒業に必要な単位の一部として認められる制度も用意されています。

 多彩な国際交流プログラムも同校の魅力です。イギリスのラグビー校、スタンフォード・エンダウド校への1年間の留学制度に加え、オーストラリアのキャンベラ・グラマースクールとも交換留学制度の協定を結んでいます。このほかにも短期の海外研修や語学研修があり、イギリスの名門イートン・カレッジやハロウスクールでのサマースクール、ニュージーランドの現地校で2~4週間学ぶプログラムも用意しています。小嶋先生は「一昨年の夏休みには、合計50名を超える生徒がスイス、アメリカ、オーストラリア、中国などで開催された研修プログラムに参加しました。多くの生徒から『人生観が変わるほど大きな影響を受けた』という感想を聞きました」と強調しました。

 昨年度からは、スタンフォード大学が日本人の高校生向けに提供しているeラーニングも導入されました。高度な内容の講義や教材はすべて英語で、積極的な意見発表も求められるため、専門分野の基礎知識と高い英語力が必要なプログラムになっています。

 一方、創立当初から文武両道を掲げている同校では、クラブ活動を重視しています。多くのクラブが関東大会、全国大会に出場しており、部活動中の生徒の身体的ケアをサポートするアスレティックトレーナーも常駐しているそうです。全面人工芝のグラウンドや野球場をはじめ、電子黒板機能付きプロジェクタと床暖房を備えた普通教室など、同校の充実した教育環境について、小嶋先生は「3室あるPC教室の1室を一新し、アクティブ・ラーニングに特化した教室を設けました。グループ学習の成果がこれまで以上に上がることが期待されます」と話しました。

 早稲田大学への進学については、高等部の1学年の在籍生徒数よりも多い450名程度の推薦枠が確保されています。2021年春は、卒業生435名のうち422名が内部推薦で早稲田大学に進学しました。他大学進学者のほとんどが医学部医学科への進学です。なお、早稲田大学と日本医科大学の間で協定が結ばれたため、2022年度より日本医科大学に2名が指定校推薦で進学できるようになるとのことです。

 2022年度入試では、募集人員が男子約70名、女子約40名に変更され、前年度よりも男子が15名減ることになります。減員の理由は「探究型学習にシフトするため」とのことです。

イメージ写真 JR中央線、西武国分寺線・多摩湖線「国分寺」駅から徒歩7分の恵まれた立地にあるキャンパス。学校行事も盛んで、いなほ祭(文化祭)や体育祭は大いに盛り上がります

www.wasedajg.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ