受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝浦工業大学附属中学校

2021年5月24日(月)

理工分野に特化した独自の教育
同じ志を持つ仲間と学ぶ環境

 1922年の創立以来、男子校として理工系を重視した教育を実践してきた芝浦工業大学附属中学高等学校は、2017年に現在の豊洲キャンパスに移転し、同時に高校を共学化しました。2021年度より中学も共学化し、121名の男子生徒と40名の女子生徒が入学しました。

 オンラインで行われた説明会の冒頭で、4月に校長に就任した佐藤元哉先生は、教育目標である「理工系人材の育成」について、「本校が実施する教育活動すべての根幹に反映されています」と話しました。理工系に特化した教育環境を整えている同校には、算数や理科だけでなく、ものづくりが好きな生徒が自然と集まってくるそうです。佐藤先生は「探究」の授業で使用するドローンを片手に、「そんな生徒たちの気質が本校独特の居心地の良い空間をつくり出していると感じます。オンリーワンの魅力を知って“わくわく”を感じたら、ぜひ本校を受験してください」と語りました。

 新型コロナウイルス感染症の影響下における学校生活については、早くから生徒全員にタブレット端末を1台ずつ配布していたため、休校期間中もスムーズにオンライン授業に切り替えられたそうです。また、中3の海外教育旅行は、昨年度は中止となりましたが、今年度は国内4コースからの選択制で実施する予定とのことです。

 この日はサピックス小学部を卒業した在校生2名が登場。「校舎がきれいです。お気に入りの場所は図書室です」「併設の芝浦工業大学で授業を受けられるなど、いろいろな体験ができます」といった魅力が語られました。

「理工・連携・言語・探究」を柱に
理工知識で問題解決できる人材を

 同校は豊洲移転時から、社会に貢献するアイデアをカタチに変える力を育む「STEAM教育」を看板としてきましたが、今年度からは「IT・GC(グローバルコミュニケーション)の探究型授業」もスタート。「理工・連携・言語・探究」の四つを柱とした独自の教育を展開しています。たとえば、社会科の授業ではベルサイユ宮殿の噴水の仕組みや建築について考えるなど、理数系以外の授業にも理工的な視点が組み込まれています。さらに、企業を招き最先端の技術を学んだり、芝浦工業大学でものづくりの体験講座を受講したりすることも可能で、多様な形で理工技術を学ぶ機会が豊富にあります。

 今年度から開始した「探究」では、ITとGCの二つの探究学習を同時に行うことで、社会的な課題を理工系の知識で解決できる人材の育成を図ります。授業では、まず豊洲の街歩きを通してその歴史を知り、豊洲の未来を考えます。また、江戸切子などの伝統工芸についても学び、さらに英語学習も行うため、日本を知ったうえで世界へとつながる内容となっています。

 2021年3月の進学実績については、現役進学率は93%、そのうち芝浦工業大学への内部進学は53%で、国公立大学へ16名、早慶上理へ22名が進学したことが報告されました。

 最後に、2022年度の入試について説明がありました。同校は2021年度より国語と算数で「聞いて解く問題」を導入しましたが、2022年度はこれを理科でも実施します。「総合的な力が学力を伸ばす」と考える同校の入試には、「論理的思考力・分析力・発想力・表現力を鍛える独自の教育を、入試の段階でも知ってほしい」というメッセージが込められています。

イメージ写真 人工芝のグラウンド、コンピューター室、ロボット技術室、鉄道工学ギャラリーなどを備えた校舎。全館にWi-Fiが整い、授業時のICTの活用や生徒の2in1タブレットのメンテナンスなど、サポートに当たるシステムエンジニアが常駐しています

www.ijh.shibaura-it.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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