受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝中学校

2021年5月25日(火)

生徒・教員・保護者の協力で
ストレスのない学習環境を作る

 1887年に僧侶養成と子弟教育のために設立された浄土宗学東京支校を起源とする芝中学校・高等学校は、「遵法自治」と「共生」を2本の柱とし、仏教精神を基盤とした人間教育を実践する温かい校風の男子進学校です。

 説明会の冒頭であいさつに立った校長の武藤道郎先生は、「本校では生徒たちが『心の健康』を維持できるよう、生徒・教員・家庭の協力の下、健康観察と出欠状況の確認を毎日行っています。また、『家族の一人でも体調が悪い場合は、生徒が元気でも登校しない』という芝のローカルルールもつくりました。依然として大変な状況が続いていますが、生徒にはせめて学校の中ではストレスを感じさせず、可能なかぎり通常どおりに活動できる環境を整えています」と話しました。今年度は、運動会や修学旅行などの学校行事も、延期したり規模を縮小したりするなど、形態を工夫して実施しているそうです。

 この日は校内見学が実施されない代わりとして、「ある日の芝中生」と題したビデオが上映されました。生徒たちは登校時にサーモセンサーで検温をし、校長先生に元気にあいさつをしてから教室に向かいます。授業中の真剣な表情や、楽しそうに体を動かす体育の授業の様子などが映し出され、その和気あいあいとした雰囲気に、会場内からは笑い声が時折、聞こえました。部活動や図書館などの施設も映像で紹介され、同校の学校生活について理解を深めることができました。

「共生」の精神を養う
さまざまな宗教行事

 続いて、英語科の中川卓也先生から、同校の特徴の一つでもある宗教教育についての説明がありました。増上寺を参拝し、雅楽や舞楽の鑑賞もする4月の「御忌参拝」、年に1度、同校を卒業したお坊さんの法話を聞く「宗祖日」、毎年1月25日に法然上人の法要に参加する「大宗祖日」が代表的な宗教行事です。「大宗祖日」の後には、卒業生による講演会も行われます。中川先生は「本校では、浄土宗の教えである、周囲の人を尊重する『共生』の精神を大切に育んでほしいと考えています」と話しました。

 最後に、入試についての説明がありました。2021年度入試の実質倍率は、2月1日・4日ともに2.4倍でした。配点は国語・算数が各100点満点、社会・理科が各75点満点です。

 続いて、2021年度入試問題についてのワンポイントアドバイスが紹介されました。「国語の出題のキーワードは『SDGs』で、文章中の象徴表現をどれだけ理解できたかどうかで点差がつく」「算数は問題数が多いため、解ける問題から取り組むこと。解く際は出題の意図について考えること」「社会の最後に出る論述問題は、自分の意見を書くのではなく、問題文から要旨を読み取り、まとめる力が必要」「理科は、正答率の低い物理・化学で大差がつく。問題文から条件を理解し、計算問題はていねいに解くこと」などと、具体的な解説があり、保護者の方は熱心にメモをとっていました。さらに、1回・2回の両方を受けた受験生については、2回で合格点に及ばなくとも、それがわずか数点なら、正規合格となるケースがあることや、最近の繰り上げ合格者数についても説明がありました。

イメージ写真 2019年にリニューアルされた正門の様子。複数の路線が利用できる都心の便利な立地にありながら、緑豊かな環境も魅力です

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