受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

頌栄女子学院中学校

2021年6月1日(火)

国際教育に力を注ぐ、キリスト教の女子伝統校。近年は進学実績も向上

 頌栄女子学院は、1884年、明治の文明開化の時代に、現校長である岡見清明先生の曽祖父、岡見清致先生によって設立されました。「神の栄光をほめたたえる」という意味の「頌栄」という校名が示すように、キリスト教の教えを基盤とした教育によって、高雅な品性や豊かな国際感覚を養って、社会のために貢献・奉仕できる人材の育成をめざしています。

 説明会の冒頭、岡見先生は「本校が力を入れているのは、生徒が満足のいく進路を実現するために、基礎学力を養成することと、自発的に学ぶ気持ちを奮い立たせることです。あわせて、女性としての品性や情操を磨くために、きめの細かい指導も実践しています」と話しました。プロテスタントの教えに基盤を置く同校の一日は、毎朝の礼拝から始まります。合同礼拝が週1回行われ、聖書の授業も必修となっています。さらに、強制ではありませんが、日曜日は教会に行ってほしいという考えから、週5日制を敷いています。

 定評のある英語教育については詳しい説明がありました。英語の授業は、中1から高1まで週6コマありますが、一般生はそのうちの2コマが、全部で9名いるネイティブ教員による英会話とのこと。さらに、高1まではクラスを2分割した少人数制で行われます。また、全校生徒の約20%を帰国生が占めており、中1から高1までは5クラスのうち3クラスが帰国生と一般生の混合クラスとなりますが、中学3年間のなかで、一般生が一度は混合クラスを経験するように配慮するなど、すべての生徒が自然と英語を身につけられるような環境が用意されています。また、イギリスのウィンチェスター大学との合弁で開設した2年制の「ウィンチェスター頌栄カレッジ」には推薦によって優先的に入学でき、カレッジ卒業後はウィンチェスター大学のほか、現地イギリスのさまざまな学校に編入できます。

 学校生活全般についての説明は、生徒指導部長の塚田智矢子先生が担当しました。同校には35のクラブがあり、9割以上の生徒がそのいずれかに所属しています。特に、例年インターハイや関東大会に出場する弓道部、コンクールで上位入賞の経験のある聖歌隊、模擬国連部などの活躍が目立ちます。また、行事や校外学習も充実しており、希望者参加型の語学研修キャンプでは、ホームステイやさまざまなアクティビティーを通して、現地の人々との交流を深めているとのことです。

 課外活動としては自主的なボランティア活動に取り組み、社会貢献の在り方についても深く学んでいます。塚田先生は「現在、語学研修旅行は、新型コロナウイルス感染症の影響で実践が難しい状況です。しかし、夏休みにはエンパワーメントプログラムを校内で実施するなど、オンラインで海外の学生とつながるような工夫をし、できる限り交流を絶やさないようにしています」と述べました。

 続いて、教育課程と進路指導について説明したのは小島和夫先生です。同校では、高2から文系・理系に分かれて授業を行いますが、最近は全体の4分の1が理系志望者とのことです。高3では週3日、午後から選択制の授業を実施し、大学入試に備えます。また、近年は卒業生の半数以上が国公立大や早慶上智などの難関大に現役で進学。小島先生は「一般受験をする生徒がほとんどですが、早めに進路が決まった生徒にも一般入試が終了するまでしっかり勉強に打ち込むよう指導しています。大学進学はゴールではありません。その先を見据え、生涯にわたって学び続けることが大切だからです」と話しました。

 最後に、中学入試については「出題の意図を正確に読み取ることが重要です」というアドバイスがありました。また、2021年度入試では保護者同伴面接は中止となりましたが、2022年度は実施される予定とのことです。

イメージ写真 都営浅草線「高輪台」駅から徒歩1分。緑豊かな中庭、礼拝堂としても使われる多目的ホール、礼法室、武道場などさまざまな施設が充実しており、校内にはWi-Fiも完備しています

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