受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

栄東中学校

2021年6月4日(金)

アクティブ・ラーニングを通して、みずから課題を見つけ、解決に導く力を養う

 確かな学力形成と豊かな人間形成の両立をめざす栄東中学・高等学校は、難関大学や医学部医学科に毎年多くの合格者を輩出している進学校です。また、個性と応用力を育むという観点から、アクティブ・ラーニング(AL)を実践し、生徒たちが主体的に課題研究、グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなどに取り組む機会を数多く設けています。

 あいさつに立った校長の田中淳子先生は「本校には個性的な生徒がたくさんいます。明けても暮れても魚の研究に没頭する生徒や、数々のテレビ番組に出演し活躍しているクイズ研究部の生徒、最年少の中学3年生で行政書士試験に合格した生徒など、本当にさまざまなことに情熱を傾けています。そんな生徒の多様性を大事にし、アクティブ・ラーニングを通して、希望の進路につなげるように導くのが本校の教育です」と話しました。続けて、「今年度は、東京大に12名、慶應義塾大に96名、早稲田大に122名が合格しました。本校ではほとんどの生徒が一般入試で入試に挑みますが、こうした最難関の大学には、自分が没頭してきたことを生かし、推薦制度を利用する生徒も増えています。答えは一つではありません。教科書だけの学びにとらわれず、自分の夢を実現してほしいというのがわたしたちの願いです」と力強く語りました。

 次に、中学生3名、高校生2名の計5名が登場。英語で将来の夢などについて話した後、進行役を務める入試広報センターの稲田昭彦先生より、学校生活に関する質問が投げ掛けられました。将来の夢については「アレルギー体質だが、医師の方のおかげで、症状が改善に向かったので、自分も医師になって人の役に立ちたい」「言語学に興味があるので、日本語の起源や今後の言語の変化について調べたい」などの回答があり、参加した保護者の方も熱心に聞き入っていました。このほか、学校生活については、生徒ならではの正直な意見も出て、時には笑いもあり、会場は和やかなムードに包まれました。

 続いて、教育全般についての説明に移りました。同校は「東大クラス」「難関大クラス」が設置されていて、基礎をしっかり定着させる一方、アクティブ・ラーニング(AL)を積極的に実践しているのが特徴です。たとえば、中2の校外ALでは京都を訪れ、日本の伝統文化を学びますが、グループ研究で事前に知識を身につけてから、現地で実物に触れることで理解を深めています。また、この研究結果は、翌年の修学旅行(オーストラリアAL)で訪ねる現地の協定校において、英語で発表する機会を設けています。そのほか、卒業生や保護者から自身の職業について話を聞き(ジョブ・コンテンツ)、それを参考に「20年後の履歴書」を作成する「キャリアAL」、現地の協定校の生徒との交流を通してアメリカの歴史や文化を学ぶ「アメリカAL」など、多様なプログラムがそろっています。

 部活動が盛んなことも特徴です。水泳部・コーラス部・吹奏楽部・理科研究部・鉄道研究会などが活躍しているほか、全国大会の常連であるクイズ研究部も有名です。また、文化祭などでは中2~高2の生徒で結成したミュージカルの有志団体も活躍。生徒みずから、劇団四季の団員をアドバイザーに招き、脚本から歌・ダンス・演技・装飾まで、すべて自分たちで手がけているそうです。

 最後に、入試広報センター長の井上和明先生より、入試について説明やアドバイスがありました。「難問・奇問を出題することはしません。まずは基礎・基本をしっかり押さえて入試に臨んでください。ただし、東大クラスは思考力を問う問題も少し出題する予定です。また、2022年度入試の詳細は7月上旬に発表されるので、ホームページをご確認ください」と締めくくりました。

イメージ写真 2面あるグラウンドのほか、アリーナや剣道場を備えた体育館棟、室内温水プール、アーチェリー場など、スポーツ施設も充実しています

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