受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

北鎌倉女子学園中学校

2021年6月5日(土)

「先進コース」「音楽コース」の2コースで、“とがった”特技を備えた女性を育成

 北鎌倉の小高い丘の上に立つ北鎌倉女子学園中学校高等学校は、1940年に創設された北鎌倉高等女学校が前身です。「のびやかな自立した女性を育む」という教育理念に従い、世界で活躍できる女性の育成に努めています。創立80周年を迎えた昨年4月は、学園長に開成中学校・高校の校長を務めた柳沢幸雄先生が就任したことで話題となりました。

 同校では、2017年から「ジエシカ」というキーワードの下、四つの教育改革を推し進めています。まず「ジ」は、「自主性の尊重・受験に強い授業」、「エ」は「英語教育の抜本的強化」、「シ」は「施設・備品の一新」、「カ」は「鎌倉に密着した体験学習」をそれぞれ表しています。オンラインで開催された説明会に登場した入試広報部長の川島彩先生は、「新しい時代に向けて、さらなる改革を続けていきます」と述べ、その教育内容について詳しく説明しました。

 ICT教育に力を注ぐ同校では、女子教育の「伝統」と新たなる「革新」の融合を進めた「ハイブリッド教育」の実践に取り組んでいます。2019年より、Appleのテクノロジーを活用した革新的な教育機関として「Apple Distinguished School(ADS)」に認定されました。1人1台のiPadとApple Pencilを導入して、個々の習熟度に合わせた学習を実現することで、主体的に学ぶ力を高めています。

 同校には「先進コース」と「音楽コース」とがあります。このうち、中学の段階から音楽を専門的に学ぶ「音楽コース」は、高校の音楽科に接続するもので、正規の義務教育を受けながら早期に音楽専門科目を学べる全国的にも珍しい教育課程です。「音楽を学びたいという気持ちを特別なものとしてとらえる必要はありません。将来的に音楽を職業にするかという観点よりも、今の時点で純粋に音楽が好きだというお嬢様に、ぜひ入学していただきたいのです」と川島先生は話します。

 一方、同校では、グローバル社会で必要となる英語のスキルアップにも力を入れ、「English Room」を新設しました。昼休みや放課後、4名いる常勤のネイティブ教員と楽しみながら英語を学び、ゲームなども活用してリラックスした雰囲気で英語を身につけることができます。説明会では、使用言語を英語に設定にしたドライビングゲームを楽しむ生徒たちの映像も紹介されました。「英語を使って楽しく遊ぶことで、英語に対する心理的な障壁をなくすことが狙いです。本校のEnglish Roomは、いわば、校内にある無制限に利用可能な英会話教室のようなものです」と川島先生は説明します。

 また、「Communication, Collaboration, Critical Thinking, Creativity」の「四つのC」を育成する新しい授業も行います。特徴的なのは「先進英語」と「先進的な学びの時間」です。「先進英語」では、洋楽やクイズ形式のアプリなどのオリジナル教材で英語力を身につけます。一方、中1の「先進的な学びの時間」の授業は、柳沢先生も担当。iPadを活用して「プログラミングLABO」で最新のテクノロジーに触れ、プログラミング学習で思考力も鍛えます。川島先生は「本校では生徒がみずから発信し、チャレンジしやすい環境を整えています。中高6年間での多彩な学びと活動を通じて、好きなものや得意分野のある『とがった』女性を育成したいと考えています」と結びました。

 最後は入試についてです。先進コースの入試は、2月1日午前・午後、2日午前・午後、5日午後、6日午前・午後に設定され、「2科(国語・算数)」「4科総合」「算数1科」「日本語4技能」「かんたん英語プレゼン」「エッセイ」とさまざまなスタイルがあります。このうち「エッセイ入試」では、あらかじめ数問のテーマが提示され、当日30分間で書いたエッセイに対して、学園長の柳沢先生による質疑応答があるとのことです。

イメージ写真 JR「北鎌倉」駅から徒歩7分。緑豊かな落ち着いた環境で、教員によるていねいな指導とICTを活用した最先端の学びを融合した「ハイブリッド教育」を展開しています 

www.kitakama.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ