受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

巣鴨中学校

2021年6月8日(火)

伝統の「硬教育」により、みずから努力し、たくましく生きる力を身につける

 巣鴨中学校の歴史は、日本の代表的な哲学者であり、日本社会学の祖と仰がれた遠藤隆吉博士が1910年に創設した私塾「巣園学舎」に始まります。創立以来、硬教育による男子英才教育を実践し、学界・実業界・政界・医学界など、さまざまな分野で活躍する人材を送り出してきました。

 あいさつに立った校長の堀内不二夫先生は、「中学・高校の6年間は人生の土台づくりの時期です。仲間と共にさまざまなことを乗り越えた経験が“友”ではなく、“朋”をつくります。朋とは朋友のことで“一生の友”という意味です。6年間で切磋琢磨して絆を深め、生涯信頼し合える“朋”をつくってほしいと願っています」と話しました。続けて、「本校の教育理念である『硬教育』とは『努力主義』のことです。みずから努力し、何かをつかむことを指します。大きな夢を持つだけでなく、目標を持って、それをかなえるために努力し、挑戦する気持ちを育むのが本校の教育です」と力強く語りました。

 次に、学校生活と国際教育について、国際教育担当の岡田英雅先生より説明がありました。中1・2では基礎力の定着を図るため、学力別のクラス編成は行いませんが、中3・高1では、成績上位者による選抜クラスを1クラス設置します。この選抜クラスのメンバーは主に数学の成績によって、学期ごとに入れ替わるため、生徒たちは切磋琢磨して数学の力を伸ばしています。そして、高2・3では文系と理系に分かれます。高3では、週19時間の選択授業があり、希望する進路や能力に応じて自由に選ぶことが可能です。

 このほか、向上心がある生徒のための「ステップアップ補習」や、学習の遅れがちな生徒をサポートする「フォローアップ補習」も実施。岡田先生は「中3以上の長期休暇中の講習は、『こういった内容のものを受けたい』という生徒の希望から生まれることもあります。生徒のやる気を向上させるためにも、教員は要望に応じて、さまざまな講座を立ち上げています。例年、夏休みには50以上の講座が開かれるほどです」と説明しました。

 また、同校の伝統的な学校行事についても紹介。岡田先生は、20~30㎞の山道を夜通し歩く「大菩薩峠越え強歩大会」や、夏休みに千葉県館山市の北条海岸で行う「巣園流水泳学校」、1月の剣道・柔道・駆け足の「早朝寒稽古」などについて触れ、「このような行事を通し、仲間と支え合いながら、達成感を味わうようになると、周りに感謝する気持ちが生まれてきます。そして、『つらいときにも歩みを止めない』ということも学び、心身共に強くなっていくのです」と熱く語りました。

 国際教育に力を注いでいるのも特徴です。同校では、通常の授業のほか、自宅でも受けられるオンライン英会話や、ネイティブ教員とのチームティーチングによる授業などを通して、実践的な英語力を培っています。高1・2では、希望者を対象にイギリスの名門・イートン校で、サマースクールを実施。イートン校が作成した3週間のプログラムに沿って授業を受け、イギリスの歴史と文化を学んでいます。さらに、中2~高1を対象に長野県の研修施設(巣鴨学園蓼科学校)を利用して、5泊6日の巣鴨サマースクールを開講。イートン校との太いパイプを生かして、多様な経歴を持つ一流のイギリス人講師をそろえ、「生徒に感動を与える体験プログラム」を作っています。また、新型コロナウイルス感染症の影響下で対面による行事が実行しにくいことから、今年はオンラインで高校生対象の国際交流プログラムも開催したそうです。このほか、カナダ、イギリス、オーストラリアから行き先を選択できるターム留学や、オーストラリアでのウインタースクールなど、さまざまな国際教育プログラムが紹介されました。

イメージ写真 人工芝のグラウンドや全天候型テニスコートをはじめ、2000名収容可能のアリーナ、最上階にスカイテラスを備えたカフェテリアなど、充実した施設がそろっています

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