受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

城北中学校

2021年6月12日(土)

多彩な教育活動を通して、学力と人間力をバランス良く高める男子進学校

 城北中学校は、1941年に儒学者の深井鑑一郎と、その教え子である実業家の井上源之丞によって創設された男子進学校です。礼儀と公正を重んじる「質実厳正」の教育理念の下、自主性と向学心を養い、日々の学習だけではなく、部活動や学校行事にも熱心に取り組むことで知られます。

 説明会の冒頭、あいさつに立った校長の小俣力先生は、「本校では、授業はもちろん、部活動や委員会活動などを通して、仲間と切磋琢磨することを重視しています。異年齢(縦)と同学年(横)の人間関係をどちらも体験し、帰国生や高校からの入学者など、自分とは異なる背景を持つ人とも触れ合って、“多様性”を受け入れる柔軟性が養われるようにしています」と話しました。

 次に、広報企画部長の坂内浩之先生が登壇。映像を交えながら「城北ブランド」「教育の特徴と学校生活」「さらなる飛躍へ」の三つのテーマで学校の概要を紹介しました。

 最初の「城北ブランド」について、坂内先生は卒業生アンケートの結果に触れ、「卒業時の満足度について、『満足・ほぼ満足』と回答した卒業生が86%もいました。特に友だち・先生・部活動への満足度が高いようです。志望順位に関係なく満足して卒業できる学校といえます」と述べました。実際、部活動は盛んで、文化系と体育系を合わせて50近い団体があるため、誰もが自分の居場所を見つけられるそうです。

 次に「教育の特徴と学校生活」についてです。画面に「504」という数字が表示されると、坂内先生は「これまでの東大合格者累積数です」と説明しました。今春の大学合格実績は、東京大学9名(うち現役5名)、一橋大学9名(同9名)、東京工業大学9名(同7名)、京都大学3名(同2名)、早稲田大学117名(同86名)、慶應義塾大学85名(同60名)という結果でした。また、医学部医学科にも51名(同28名)の合格者を輩出しました。

 カリキュラムについては、中高6年間を「基礎期」(中1・2)、「錬成期」(中3・高1)、「習熟期」(高2・3)の3期に分けています。「基礎期」は、人間形成に重点を置き、基本的な生活習慣の確立と学力の定着を目標とする時期です。小テストを頻繁に行うなど、きめ細かくフォローをしながら、2年間で中学3年間の内容をほぼ学び終えます。「錬成期」からは自主的・自立的な学習習慣を少しずつ確立していきます。中3と高1で成績優秀者を集めた選抜クラスを2クラス設けているのは、中だるみしがちな生徒のモチベーションを上げるためでもあります。

 そして、「習熟期」の高2以降は、文系・理系に分けたクラス編成となり、文理それぞれに選抜クラスが設けられます。そして高3になると主要教科では演習中心の授業が行われ、それぞれが希望する進路をめざして学習します。坂内先生は「このようなきめ細かいカリキュラムが組まれていることに加え、どの教員にも、生徒のためなら時間を惜しまない情熱があります。補習や添削にも徹底的にかかわるなど、教員と生徒の距離が非常に近いことも特徴です」と強調しました。

 続けて、「さらなる飛躍へ」というテーマで、ICT教育と国際教育について説明がありました。ICT教育を6年前に導入した同校では、昨年の新型コロナウイルス感染症の流行による休校期間中も、オンライン授業にスムーズに移行できたそうです。一方、国際教育では「本物に触れる体験をして主体性を育む」ことを主眼とし、3日間を英語のみで過ごす「イングリッシュ・シャワー」(中1~高1の希望者対象)、オーストラリア語学研修(中3・高1の希望者対象)、3か月のターム留学(高1の希望者対象)など、多くの国際理解プログラムが実施されています。坂内先生は「依然として新型コロナの影響が続く今年度においても、イングリッシュシャワー(オンライン型)やターム留学は実施し、充実した学びを継続していきます」と語りました。

 この日は「サピックス出身の城北生からのメッセージ集」も配布されました。「毎日が楽しい」「授業がおもしろい」「勉強と部活動が両立できる」といったメッセージを目にし、参加した受験生も励まされたのではないでしょうか。

イメージ写真 80周年記念事業として、都内最大級であるグラウンドの人工芝化と空調設備の大規模改修が計画されています

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