受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

共立女子中学校

2021年6月17日(木)

豊かな感性を育む、本質的で深い学びにより、国際社会に通用する人材を養成

 「誠実・勤勉・友愛」の校訓の下、社会で活躍できる女性の育成をめざしている共立女子中学高等学校。完全中高一貫体制の下、進学面を重視したカリキュラムで教科教育を行う一方、美術や音楽などを通して情操面を育むことにも力を注いでいます。

 あいさつに立った中学校教頭の中城芳裕先生は、「大切なお子さまを6年間お預かりすることを念頭に、学力養成だけにとどまらず、多様な学びを大切にしています」と語りました。感性を育むため、特に力を入れているのが実技科目の授業です。美術科を担当する中城先生は、生徒の作品を紹介しながら、創作・鑑賞の楽しさを通じて自己発見につなげる取り組みについて説明しました。中城先生によると、「デッサンや水彩、油絵といった古典的技法から、ICT設備を駆使してのCGやアニメーション制作まで幅広く体験させます」とのことです。同校には100年を超える歴史のなかで芸術家から寄贈された作品も多く、それらが校内の至るところに飾られています。また、東京国立近代美術館が徒歩圏内にあるなど、芸術に触れる環境が整っていることも魅力です。中城先生は「興味・関心の幅を広げると同時に、多くのものを吸収することで、優しく、たくましい女性に成長してほしいですね」と述べました。

 学校生活については、広報部主任の金井圭太郎先生が説明します。1学年が約320名、8クラスという規模について、金井先生は「その大所帯こそが本校の良さです。『東京一、出会いの多い女子校』『多様性と柔軟性を兼ね備えた元気な女子校』だと自負しています」と話します。その一方で、「一人ひとりに目の届く教育」にも十分に配慮しています。専任と非常勤を合わせて約170名の教員がおり、きめ細い指導を行うことはもちろん、生徒も、たくさんの教員がいるなかから相性の良い教員を見つけることで、質問しやすい環境となっているそうです。

 この日の説明会では休憩時間が設けられ、学校PR委員会の中2生が登壇しました。「新型コロナウイルス感染症の流行により、なかなか外部の方をお招きできない」とのことで、PR動画を制作・上映し、先生との一問一答形式で、学校生活の様子が紹介されました。「昨年は休校期間があり、新年度が例年よりも遅いスタートとなったので、最初は心配しましたが、すぐにクラスがまとまりました。今では毎日が楽しいです」「部活や学校行事など、まだ制限はありますが、みんなで工夫してできることを模索し、取り組んでいます」など、明るくはきはきとした応対に、「真面目で朗らかな生徒が多い」という『共立生らしさ』が感じられました。

 金井先生によると、「生徒全員が物怖じしないわけではありませんが、授業や行事ではプレゼンテーションや発表を行う機会が多く、人前で話すことには慣れていると思います」とのこと。一例として、金井先生が挙げたのは、中学で週1時間設置する「国語表現」という独自科目です。これはクラスを2分割しての少人数制授業で、iPadやノートパソコンなどのデジタル機器を上手に利用しながら、論述・発表・討論などに取り組み、幅広い表現活動やプレゼンテーション能力向上に努めています。また、「美しい振る舞いのできる女性」をめざし、小笠原流礼法の基本を身につける「礼法」の授業や、マナー講座などもあります。

 グローバル教育にも力を入れていて、中学校でオンライン英会話を導入しているほか、英検®準2級レベル以上の会話力を持つ生徒を対象に、英会話の取り出し授業も実施。加えて、6か国・9都市から選べる短期型の海外研修や、短期・長期のさまざまな留学制度をそろえるなど、国際プログラムも充実させているそうです。

 なお、同校は共立女子大学の併設校ですが、内部進学するのは全体の約15%で、多くが他大学を受験します。そのため、高2からは進路別の3コースに分かれ、選択科目を中心とした演習の授業に移行。「近年は理系学部への進学が増加しています」とのことです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 クラブ活動は文化系・体育系とも盛んで、能楽部など珍しい部も。加入率は中学が95%、高校が90%。活動日数は週3~4日となっていて、原則として中学と高校は別の活動です

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