受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝浦工業大学柏中学校

2021年6月18日(金)

激動し多様化が進むグローバル社会を、自分で歩んでいける生徒を育成

 芝浦工業大学の併設校として、1980年に千葉県柏市に開校した芝浦工業大学柏高等学校。1999年には中学校も併設されました。建学の精神に「創造性の開発と個性の発揮」を掲げる同校では、能動的な学びと探究型課題研究によって社会に貢献する人材を育成しています。

 この日、あいさつに立った校長の野村春路先生は、新型コロナウイルス感染症の流行によって加速する人工知能(AI)の発達に伴う社会の変化に触れたうえで、「本校では、AIをはじめとした技術革新によって多様化が進むグローバル社会においても、自分の足で歩んでいける生徒を育成しています」と語りました。

 生徒がみずから学び、みずから育つことを重視している同校では、授業だけではなく、学校行事や生徒会・クラブ活動なども大切にして、生徒が主体的に行動できるさまざまな仕掛けを用意しています。そのなかで、生徒たちはみずから行動を起こし、成長していきます。

 そうした自主性を育むために、同校では「探究学習」に力を入れています。取り組みの一つとして野村先生が紹介したのは、「全国中学高校Webコンテスト」への参加です。これは、世界中から募った3~5人の中高生と1~3人のコーチでチームを結成し、「自分たちの興味のあるテーマでWeb作品を作って公開する」というものです。同校では、中学2年次から全生徒が参加し、2020年度に開催された第23回コンテストでは、高校生のチームが最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞しました。中学生チームも中学の部でプラチナ賞に輝くといった実績を残しています。

 さらに、2018年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に再指定された高校では、将来の国際的な科学技術人材を育成することをめざして「芝浦サイエンス」を開講。理数系の研究・開発が実践されています。6月には高1・2の生徒計8名が千葉大学を訪れ、ゼミナール形式の講義に参加しました。また、課題研究のテーマとしては、空き家問題やLGBTなど人文社会系の問題も扱っているとのことで、野村先生は「現在、わたしたちが解決しなければならない課題には、文系・理系という切り口では分けられないものが多くなっています。そういう意味でも、多様な課題に取り組みたいと考えています」と述べました。

 「新しい学びの方法・スタイル」としてのICT教育では、生徒は1人1台のノートパソコンを活用し、能動的な学習と探究型課題研究に取り組んでいます。一方で、中学・高校の教科学習も重視しています。野村先生は「コンピューターのプログラミングや遺伝子組み換えなど、新しい学びも重要ですが、中高では大学でしっかりと学ぶために必要な基礎学力を身につけることが最も重要です」と強調しました。

 続いて、教頭の佐藤文博先生より、学校概要と教育内容の説明がありました。中学では、入試の上位合格者約40名で構成する「グローバル・サイエンス(GS)クラス」と一般クラスに分かれますが、授業内容は変わらないとのことです。中3時に入れ替えもあります。高校では、最難関国公立大をめざすGSクラスと、国公立大・難関私大をめざす「ジェネラルラーニング(GL)クラス」に分かれます。GSクラス、GLクラスともに、高2から文系と理系に分かれ、高3からはさらに細分化されたコース制となります。

 最後に、入試広報部長の中村圭先生より、入試について説明がありました。2022年度も、第1・2回入試では同校のほかに、市川会場での受験を可能にするとのことです。

イメージ写真 ミスト付き人工芝グラウンドなどの設備も充実。2020年には体育館の空調工事が完了しました

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