受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田佐賀中学校

2021年6月19日(土)

自然・文化・風土に優れた環境で、「確かな学力」と「豊かな人間性」を育む

 早稲田佐賀中学校・高等学校は、2010年に早稲田大学の7番目の付属・系属校として、佐賀県唐津市に開校しました。早稲田大学の建学の精神「進取の精神」「学問の独立」「地球市民の育成」を根底に、確かな学力と豊かな人間性を兼ね備えたグローバルリーダーを育成しています。SAPIX代々木ホールで行われた説明会の冒頭、教頭の覚前宏道先生は、佐賀県は早稲田大学創立者の大隈重信の出身地で、唐津市は早稲田大学の第二代学長の天野為之や理工学部創設者の竹内明太郎のゆかりの地でもあることについて触れた後、「キャンパスは唐津城に隣接し、玄界灘や、名勝・虹の松原を見下ろすことができます。東京からのアクセスは福岡空港が便利で、そこから車で約60分です」と周辺環境について紹介しました。

 次に進路状況に話題が移りました。生徒の約50%は推薦により早稲田大学に進学が可能です。2021年度は卒業生194名のうち、92名が同大学に進学しました。覚前先生によると、「早稲田大学への進学を希望する生徒ばかりではなく、地元に近い九州の国公立大学をめざす生徒も多くいます。特に近年は医学部医学科への合格実績が高まっており、医・歯・薬系の学部への進学をめざして本校を受験するお子さまも増えています」とのこと。医学部進学に向けた取り組みとしては、中3~高2の生徒を対象に「WasedaSaga Medical WorkShop」を開催。たとえば、救急医療や離島医療をテーマに、現場で働く人々の声を聞いたり、医療現場に身を置く責任や厳しさを体感したりするなど、机上だけでは得られない学びの機会を用意しています。

 英語教育やグローバル教育にも力を注いでおり、ネイティブ教員による英会話授業や、海外の講師とオンラインでつなぐマンツーマン英会話レッスン、文化祭での英語のスピーチコンテストをはじめ、実践的な語学力を養うプログラムを数多く実施しているそうです。また、昨年は中止となりましたが、中3を対象にした全員参加の海外語学研修、希望制のオーストラリア語学研修(中2)、シンガポール交換留学(高1~2)といったプログラムも充実しています。

 続いて、生徒の約6割が生活する附設寮「八太郎館」についてまとめた動画を上映しながら、覚前先生が解説を加えました。大隈重信の幼名を付けた八太郎館は校舎から徒歩12分ほどの距離にあり、高1までは4人部屋、高2以上は個室で生活します。新入生が寮生活に慣れ、自学自習の習慣づけがスムーズにできるよう、教職員全員で寮生をサポートしているそうです。そして、勉強中の疑問に対応する学習指導員を配置した学習室、管理栄養士による地産地消の食材を使った食事、地元の伝統的な祭り「唐津くんち」へのボランティア参加、クリスマス会を兼ねた「八太郎祭」などの寮行事などを紹介。「寮生活は集団生活なので、思いどおりにならないことも多く、時にはささいなことでもめごとが起こります。しかし、共同生活を通して自己管理能力が培われ、思いやりの心も育っていきます。お子さま自身に『寮生活をしたい』という気持ちがあれば、がんばれます。寮の教員をはじめ、多くのスタッフがお子さまを支えていますので、ご安心ください」と力強く話しました。

 最後に、入学試験について説明がありました。2022年度の首都圏入試は、1月10日と2月5日に実施するほか、新たに12月5日に「新思考入試」を実施するとのこと。新思考入試の試験科目は「総合Ⅰ(数理的思考力)・総合Ⅱ(読解力・表現力・資料活用力)」または「総合Ⅰ・英語」の選択制になります。「新思考入試では、柔軟な思考力を持ち、的確に自己表現できるお子さん、もしくは基礎的な知識や正確な語彙力・計算力が身についているお子さんを求めています。詳細は学校ホームページで発表する予定です。興味のある方はぜひチャレンジしてください」と話を結びました。

イメージ写真 周囲には虹の松原や唐津城などがあり、美しい自然や史跡に恵まれた環境のなかで過ごせます。キャンパスには、照明設備のあるテニスコートや弓道場、剣道場などがそろい、クラブ活動も盛んです

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