受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

専修大学松戸中学校

2021年6月3日(木)

体験型の「グローバル教育」と「理数教育」により、知性豊かな人材を育成

 創立140年の歴史と伝統を刻む専修大学と、1959年創設の付属高校を基盤に、中学校が開校したのが2000年。以来、「グローバル教育」と「理数教育」を柱に、社会に貢献できる知性豊かな人材の育成をめざしています。

 オンラインで行われた説明会の冒頭、校長の五味光先生は、建学の精神の一つである「報恩奉仕」を教育の根幹として挙げ、「本校では、将来、生徒一人ひとりが社会で必要とされ、他者にとってかけがえのない存在となれるよう、さまざまな教育活動を展開しています」と語りました。

 続いて、教頭の中村吉伸先生が進学実績と特徴的な教育内容を紹介。「本校は専修大学の付属校ですが、推薦権を利用して大学に進む生徒は例年1割程度の進学校です。入学した生徒の多くは、6年後、自分が希望する大学に挑戦します」と話しました。今春も、東京大学をはじめとする国公立大学に20名、早慶上理ICUに37名、GMARCHに69名が合格しています。

 こうした確かな実績の背景には、充実した英語と理数教育に加えて、同校が力を入れている先取り学習があります。中1の段階では入試の成績によるクラス分けはしないものの、学力差がつきやすい英語と数学については、中2から習熟度別授業を行います。そして、中3でⅠ類(選抜クラス)とⅡ類(一般クラス)に分かれ、高2からは文系・理系に分かれます。また、漢検・数検・英検®を全員が受検し、各検定とも中学卒業時までに準2級の取得を目標としており、特に英検®については、6年連続で中3生の7割以上が準2級を取得しているそうです。

 「中学校開校以来、文系・理系にかかわらず重要となる英語教育には学校全体で取り組んでいます」と中村先生は話します。週7コマのうち5コマは日本人教員が「読む・書く」を中心とした授業を行い、残りの2コマは英語教育専用校舎「アンビションホール」でネイティブ教員を含めたチームティーチングによる「聞く・話す」を中心とした授業を行います。また、家庭学習において、世界の約130か国のインストラクターと、最大で週7回、英語でコミュニケーションするオンライン英会話を中3の夏から導入するなど、受験英語にとどまらず、コミュニケーションスキルとしての英語力を養成しています。

 そして、英語教育の総まとめとして中3全員で参加するアメリカ・ネブラスカ修学旅行は、同校のネイティブ教員のコーディネートによるオリジナルプログラムです。「英語を学びに行くのではなく、実験やクッキングなど、体験型の現地サマースクールへの参加や姉妹校との交流、アメリカの歴史・文化に触れる活動など、『英語を使う』ことがテーマです」と中村先生。帰国して1週間後には日本の大学や大学院で学ぶ外国人留学生を招いて交流を深め、英語でのスピーチを通してプレゼンテーションスキルを高めるISAプログラムも行うそうです。

 また、理数教育も重視しています。英語と同じように体験型学習を大切にしており、中1・2では通常の理科の授業での実験とは別に、週1コマの「理科実験」の時間を設けています。中学生全員に貸与されるタブレットも活用しながら他教科との連携も図っているほか、JAXAの見学といったフィールドワークに取り組むなど、生徒の好奇心を刺激するさまざまな工夫を凝らしています。

 授業とは別で行われる特別活動も多彩です。「中学時代は自分の好き嫌いにかかわらず、いろいろな体験をすることが必要です。国際人として視野を広げるために、さまざまなプログラムを用意しています」と中村先生。具体的には、日本の伝統芸能を鑑賞する「芸術鑑賞会」や田植え・稲刈り体験、さらには「フューチャープロジェクト」として、職業体験や企業からの出張授業、卒業生の講演会、大学訪問などが行われ、生徒たちが自分の将来を考え、夢に向かうきっかけとなっているそうです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 部活動は原則として、週3日(月・水・土)ですが、テニス・サッカー・合唱・吹奏楽など、県大会・全国大会に出場するクラブが数多くあります

www.senshu-u-matsudo.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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