受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

駒場東邦中学校

2021年6月13日(日)

「自主独立の気概」と
「科学的精神」を育む男子進学校

 1957年に創立された駒場東邦中学校・高等学校は、各界で活躍する卒業生を輩出してきた、首都圏でも有数の男子進学校です。

 あいさつに立った校長の小家一彦先生は、東邦大学理事長・額田豊博士と、都立日比谷高校の校長を務めた菊地龍道先生によって設立された同校の沿革を紹介。そのうえで、「創立以来、本校では、在学中に『自主独立の気概』と『科学的精神』を養うよう生徒たちに説いてきました。自然科学のみならず人文科学においても、『科学的な精神』すなわち根拠を持った体系的な考え方で、身の周りの現象をとらえることによって、世界のなかで独立した一個の存在として立つことができると考えています」と語りました。

 続いて、小家先生は、第二代校長の高山政雄先生が提唱した「駒東の3F精神」である「Friendship」「Fair play」「Fighting spirit」を紹介。「互いに誠実であれ」というこの教えは、生徒たちの合言葉として受け継がれているそうです。

 これらの教育目標が実践されるフィールドとして、小家先生が挙げたのが、〝日々の授業〟です。「みずから考え、行動する」という基本姿勢の下、調査・議論・発表・論文作成などの活動をふんだんに取り入れ、探究的な学びを実践しているのが特徴です。

 さらに、体育祭や文化祭など生徒たちが中心となって行う学校行事、フィールドワークや探究活動にも取り組む校外学習などにおいても、生徒が主体的に意思決定をする「自主独立」の精神が根づいているとのことです。

みずから考え、試行錯誤しながら
生徒の手で学校行事を成功させる

 続いて、中学教頭の堤裕史先生が、映像や画像を交えながら学校生活について話しました。堤先生が最初に紹介したのは体育祭です。同校の生徒は入学後、クラスとは関係なく、赤・青・黄・白の4色の組のいずれかに分かれ、卒業するまでその色の組に属します。体育祭は6学年縦割りのこの4色で競います。堤先生は「高3生全員がリーダーとなり、下級生をまとめ、一丸となって活動することで、生徒たちのコミュニケーション能力やリーダーシップが養われます。下級生はその姿にあこがれ、自身の未来を想像するのです」と話しました。昨年の体育祭は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大で中止となりましたが、今年は生徒たちが応援方法・競技内容などの課題に向き合い、対策を練った結果、安心・安全な体育祭が開催できたそうです。

 次に、生徒たちが初めて挑戦したという、文化祭のプロジェクションマッピングの映像が流れました。プロ顔負けの出来栄えですが、生徒たちはマニュアルを見て試行錯誤しながら、一生懸命作っていたとのことです。堤先生は、40年以上続く交換留学制度のほか、大学や企業の研究室の見学、被災地訪問、東邦大学医療センター大橋病院での外科医体験「ブラックジャックセミナー」といった校外での学びについても紹介し、「オンラインでの教育が充実している今こそ、本物に触れて体験する学びを大切にしていきます」と結びました。

イメージ写真 閑静な環境にただずむキャンパス。創立60周年記念事業として行われたグラウンドの拡張・人工芝化工事が完了し、運動設備が充実しました

www.komabajh.toho-u.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ