受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

白百合学園中学校

2021年6月28日(月)

「キリストの愛の教え」に基づく全人教育で、社会に貢献するための知性と感性を養う

 17世紀のフランスに誕生したシャルトル聖パウロ修道女会を母体とする白百合学園の設立は今から140年前の1881年のことです。それ以来、カトリックの精神を基盤に、知性と豊かな感性を培い、誠実さと愛をもって社会に貢献する女性を育成しています。

 東京・代々木にあるサピックス代々木ホールで開催されたこの日の説明会では、まず、入試広報部長の瀧澤裕子先生が教育内容について説明しました。

 同校では、「一人ひとりは神から託された」として、生徒のかけがえのない個性と能力を豊かに伸ばす教育を実践。すべての教育活動の基盤になるのは宗教教育です。学園の一日は朝礼の祈りで始まり、終礼の祈りで終わります。また、週に1回「宗教」の授業があるほか、入学時や卒業時、学園記念日・修養会・クリスマスなどにはミサに与(あずか)り、全員で感謝の祈りを捧げます。クリスマス奉仕活動や被災地訪問など、わたしたちにできることから始めるボランティア活動に、生徒は自然に参加します。瀧澤先生はそれらの様子を写真や動画で紹介しながら、「人々が必要としていることに気づき、共感し他者を思いやることから、社会に貢献できる女性へと成長していくのです」と話しました。

 続いて、学園の伝統として以下の三つを挙げました。一つ目は制服です。同校の制服はセーラー服で、幼稚園から高校まで同じです。紺色の襟に白い3本ラインと校章が入ったデザインは100年近くほとんど変わらず、いつの時代の生徒からも人気があったそうです。二つ目は「ごきげんよう」のあいさつです。白百合生は、授業のときはもちろん、先生や先輩・後輩と廊下ですれ違うときも「ごきげんよう」を使います。「これは、『調子はいかが?』『明日も元気で会いましょう』『ようこそ』など、相手を思いやるさまざまな気持ちを込めることができることばです」と説明しました。そして三つ目が、学園全体を包み込む雰囲気です。瀧澤先生は「自分がしてほしいことを人に行う」「受け取るよりも与えるほうが幸せである」との教えに基づく思いやりの心と、あるがままの自分を認められる安心感が、校風として受け継がれていると語りました。

 学習面では、自分で考え、問題を発見し、解決する力や表現する力を育てることを重視しています。英語は中3、数学は高1、国語は高2から習熟度別授業を導入し、どのレベルの生徒の力も確実に伸ばせるようにしています。授業や課題の提出、小テストで定着を図り、必要なときには補習も行ってフォローしています。

 昨年の新型コロナウイルス感染症の流行に伴う休校期間中や分散登校中は、各教科で動画配信やオンライン授業が行われました。課題提出や質問対応をするためのシステムを活用し、生徒の自宅学習ができるだけ滞らないよう努めたとのことです。

 開校以来、フランス語を教科として学んでいるのも特徴です。中学では、英語は週に5時間、フランス語は週に1時間、いずれも日本人とネイティブの教員が連携して少人数制授業を実施しています。高校ではフランス語を第一外国語として、英語を第二外国語として学習することもできます。英語とフランス語のネイティブの教員とコミュニケーションできる「外国語の部屋」を毎日昼休みに開設しています。日本に留学中の大学生と交流する「グローバルヴィレッジには、中3全員が参加します。そのほか、女性が活躍する社会などについて英語で話し合う「エンパワーメントプログラム」(高1・2)、アメリカ(高1・2)・ニュージーランド(中3)への短期留学など、語学力を伸ばすだけではなく、広い視野から物事や将来について考える国際教育プログラムが希望者向けに準備されています。

イメージ写真 全部で34のクラブがあり、中学生と高校生が一緒に活動しています。クラス一丸となって取り組む合唱祭や球技スポーツ大会、学園祭など、学校行事も多彩です

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