受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

品川翔英中学校

2021年7月13日(火)

共学の進学校として始動。未来を見据えた新しい教育で楽しく学び続ける人を育てる

 品川翔英中学校・高等学校の前身は、1932年創立の「京南家政女学校」です。1957年に小野学園女子中学・高等学校と改称し、2020年4月、「品川から、世界へ、未来へ、英知が飛翔する」という思いを込めて、現校名に変更しました。同時に、男女共学の進学校として新たなスタートを切りました。

 この日のオンライン説明会の冒頭で、校長の柴田哲彦先生は、AIの進化などによって今後の社会が抱えるであろう問題点を掲げました。そのうえで「不確実で複雑な、日々変化する未来を生き抜くためには、生徒たちの内にある可能性を見いだし、未来を見据えながら新しい教育に挑戦する必要があります」と語りました。

 次に、入試広報室長の三本正行先生が、同校で進められている教育改革について具体的に紹介しました。現在、同校では「自主・創造・貢献」という校訓の下、「学び続けるLEARNERS」の育成をめざしています。この「学び続けるLEARNERS」とは、「愉しむ力・主体性・自律性・協働性・批判的思考力・創造力・貢献力を身につけた人」を指すとのことです。そして、この教育目標を実現するための取り組みの一つが、週6コマの「Learner’s Time」です。そこでは、探究学習、ドラマ・イン・エデュケーション、プログラミング、校外学習などを盛り込み、「楽しく学ぶ力」を育てています。また、従来の定期テストを廃止し、2~3週間ごとに学習定義確認テストを実施していることも大きな特徴です。「学びのスモールステップ化」によって、振り返りや自己分析をしやすくして、自主的に学習をコントロールする力を身につけるのが狙いです。同時に、学期ごとに1回、全国模試を受験させ、全国の中で自分の学力がどのレベルにあるのかを確認させているそうです。

 次に、三本先生は新しい取り組みである「メンター制」について紹介しました。これは、一方的に教員が「教える」のではなく、生徒が自主的に「学ぶ」のを教員が支援できる体制を整えるために生まれた制度です。メンターとは、生徒が1対1で学習相談を受けたり、進路指導を行ったりする教員ですが、大きな特徴は、「指導を受けたい教員を生徒自身が選ぶこと」にあります。三本先生は、そのメリットについて「最初から信頼関係ができている教員を自分で選ぶので、ミスマッチが起こりにくい」と説明しました。

 また、長期休暇期間にも、きめ細かい指導が行われています。「メンターウィーク」には、さまざまな講座を自由に受講できるほか、メンターが長期休暇中の学習計画支援や進路相談などを行います。さらに、ふだんは放課後に学習支援が行われているラーニングセンターが終日開放され、指導員が学習相談や質問に対応します。オンラインでも相談や質問に応じているそうです。

 続いて、来年度から始まる「品川翔英ゼミ」が紹介されました。これは、生徒一人ひとりが希望する進路を実現させるためのプログラムです。「高校の授業は3年間で102コマありますが、このうち必修は74コマです。残り28コマを自由選択講座とし、自分の希望する進路に応じて選べるようにしたのが『品川翔英ゼミ』です」と三本先生は話します。このゼミには志望校別対策講座、教科別対策講座のほか、リスニングやプレゼンテーションなどの講座もあり、昨今の入試スタイルにしっかり対応しています。

 最後に、入試について説明がありました。同校ではさまざまなスタイルの入試を実施しており、2科・4科選択型入試、適性検査型入試のほか、ラーナーズ型入試(グループワーク入試・プログラミング入試・英語インタビュー入試・自己PRプレゼンテーション入試)があります。2021年度は定員100名に対してのべ548名が応募。その数は増加傾向にあります。また、今年中学に入学した生徒は男子60名、女子52名で、男女比は、ほぼ半々で推移しているとのことです。

イメージ写真 JR「西大井」駅からは徒歩6分、JR・東急大井町線・りんかい線「大井町」駅からは徒歩12分とアクセス至便。現在、建設中の新中央校舎は、2023年3月竣工予定です

www.shinagawa-shouei.ac.jp/juniorhighschool/  別ウィンドウが開きます。

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